測定基準のカスタム上限および下限の指定
[限度設定] ウィザードを使用して、測定基準インテリジェンスの測定基準に対してカスタムの上限と下限を指定することにより、学習済みのコントロールの限度を上書きします。
始める前に
このタスクについて
測定基準インテリジェンスでは、履歴測定基準データから学習した統計モデルを使用して、測定基準の上限と下限のコントロール限度を計算します。この上限と下限は、例外スコアに影響を与える例外 CI またはリソースの検出を行う分析に使用されます。計算の範囲とは無関係に、履歴データによっては、CI、リソース、または測定基準に通知が必要あるいは不要な値が含まれる可能性があります。たとえば、測定基準が通知を受けずに長時間特定の値を超えたり下回らないようにしながら、SLA に適合させる場合などが挙げられます。測定基準に対して具体的な上限値または下限値がわかっている場合は、カスタム限度を持つ測定基準を設定して、計算済みの限度を上書きすることができます。たとえば、CPU の測定基準が 85 パーセントを超えないようにすることができます。
[限度設定] ウィザードを使用して静的なカスタム限度または限度の範囲を指定し、カスタム設定に基づいて実際のデータの例外分析をプレビューします。カスタム限度を関連付ける必要がある測定基準クラスと構成設定ルールは、どちらも [限度設定] ウィザードにより自動的に生成されます。
- 静的な上限と下限
- 静的なカスタム上限値と下限値が有効なコントロールの限度として使用され、測定基準の上限と下限について、学習済みの値を完全に上書きします。測定基準データの中央値は指定された静的限度範囲内である必要があります。それ以外の場合は、静的な限度は適用されません。
- 上限と下限の範囲
- 値の範囲として表される、カスタム上限と下限です。有効となる限度はカスタム最小値と最大値の組み合わせであり、これにより限度の範囲と、学習済みの上限と下限が定義されます。
- あるポイントの学習済みの時間の限度値がカスタム上限または下限の範囲内である場合は、学習済みの限度値が有効となります。
- あるポイントの学習済みの時間の限度値がカスタム範囲外である場合は、カスタム範囲の [最大] または [最小] 値がそれぞれ有効となります。学習済みの値がカスタム範囲を超えるとカスタムの [最大] 値が有効になり、下回ると [最小] のカスタム値が有効となります。
測定基準の値がコントロール限度外にある場合は、コントロール限度からの偏差が、データから計算される幅の値によって正規化されます。上下の幅の値によって、測定基準の値が例外となるにあたって超えなければならないコントロールの限度が決まります。コントロールの限度の幅を変更すると、高い例外スコアに到達して例外について通知されるまでの速度に影響します。カスタムコントロール限度の設定に加えて、カスタム偏差と、システムがカスタムの幅の値を計算するために使用する時間の値を指定することで、幅の値を上書きすることができます。
システムは、測定基準のカスタムコントロール限度とカスタムの幅を、測定基準クラスに保存します。測定基準クラスのカスタム値は、測定基準の学習済みの限度と幅を上書きし、その後の例外分析で使用されます。