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セルフサービスの増加
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Nouryon は、単一のグローバル人事サービスポータルを作成し、わずか 3 か月でレガシーシステムから企業データを移行。ServiceNow は、ユーザー中心の人事ポータルの構築に役立つ、すぐに使用できる機能を提供しています。
人事サービスの提供を世界規模で最適化
2018 年に Nouryon が親会社から分離したとき、80 か国の 10,000 人の従業員を調整するという課題が、プロセスを最適化し、従業員の満足度を向上させる機会に変わりました。
わずか 3 か月で人事サービスを単一の専用ポータルに移行するため、同社では保守が容易で迅速に実装できる、目的に合ったソリューションを必要としていました。
Nouryon は、従業員がより迅速で、よりスマートに仕事ができるよう支援したいと考えています。そこで人事プロセスを中心に新しいポータルを構築するのではなく、従業員のエクスペリエンスに焦点を当てることにしました。
ユーザー中心のアプローチ
チームは、従業員が新しいプラットフォームに何を求めているかを知るため、デザイン思考アプローチを使用しました。ユーザーは、工場労働者、オフィススタッフと、より高いレベルのアクセスを必要とする人事部門の従業員の 3 つのグループに分けられました。
10 か国で実施された一連の従業員インタビューで明らかになったのは、従来のシステムは操作が難しく、威圧的で、セルフサービス機能が不足していることでした。ユーザーは、サポートチームに連絡しなくても必要なものをすばやく簡単に見つけることができる、シンプルでコンシューマー向けのエクスペリエンスを望んでいました。
人事スタッフにとって、セルフサービスが増えるとリソースを最大化するのに役立ち、プロセスを自動化することで時間のかかる手動タスクから解放されます。
Liesbeth van Dijk
Global HR Technology Manager
すぐに使用できる機能を活用
Nouryon は、ServiceNow HR Service Delivery を活用して、SAP SuccessFactors 上に構築されたコア HR システムとシームレスに統合された従業員中心のポータルを作成しました。モジュールの成熟度とそのインテリジェントな設計により、チームは最小限のカスタマイズですぐに使用できる機能を使えるようになりました。これにより、同社は社内の限定的な専門知識で、迅速に展開を完了することができました。
従業員ポータルの稼働後、チームはユーザー体験セッションとワークショップを実施して、生のフィードバックを得ました。
主な機能には、複数言語の対応、目立つ検索バー、話題の記事、コアサービスにリンクする大きなアイコンが含まれます。ナレッジライブラリでは、記事は 6,000 件からわずか 600 件に統合され、閲覧件数が 10 倍以上となりました。
従業員の利用を促進するため、人事チームでは、アンバサダー、プロモーションビデオ、メールの大量送付、インターフェイスと主要機能を強調するポスターなどの、社内の意識向上キャンペーンを実施しました。実装した年に、セルフサービスは 12% 増加し、記事とコンテンツの数は 90% 減少しました。将来的には、問合せの 60% をセルフサービスで解決することを目指しています。
継続的な改善
人事ポータルは、従業員のエクスペリエンスを改善し、複数の地域にまたがる複雑なプロセスを合理化しました。しかし、同社は変革の旅を始めたばかりです。
2020 年末までに、Nouryon はさらに 70 のサービスと、これに対応するナレッジ記事でサービスカタログを拡大することを目指しています。また Nouryon は現在、ServiceNow と SAP SuccessFactors 間のすぐに使用できる統合を活用して、各システム内で全体にわたって To Do を同期し、シームレスな従業員エクスペリエンスを提供しています。Nouryon は、2 つのシステム間のワークフローをさらに合理化するために拡張し、ケースルーティングを改善して詳細なレポートをより簡単に作成する採用プラットフォームを提供することを計画しています。
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