VPC フローログを使用したデータ収集と検出
- 更新日2024年8月1日
- 所要時間:3 分
- Xanadu
- "サービスマッピング"
サービスマッピング は、VPC フローログを使用して収集されたデータに基づいてディスカバリーを実行できます。Amazon VPC は、Amazon Web Services を提供する Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) インスタンスをホストします。VPC フローログは、VPC 内のネットワークインターフェイスに出入りする IP トラフィックに関するデータを収集します。
ベースシステムのトラフィックベースのディスカバリーでは、netstat、ss、および lsof コマンドの助けを借りて収集された TCP 関連のデータのみが使用されます。Netflow および VPC ログに基づくディスカバリーには、追加の設定が必要です。VPC フローログを使用するように サービスマッピング を設定することで、トラフィックベースのディスカバリーを強化できます。
- Amazon EC2 インスタンスは、個々のログをログストリームに収集し、それらを中央フローロググループに転送します。
図 : 1. Amazon EC2 インスタンスが個々のログを収集 
- ServiceNow コネクターは MID サーバー をトリガーしてフローログからデータを収集し処理します。
- MID サーバー は処理済みの情報を ECC キューに格納します。
図 : 2. MID サーバー はフローログからデータを収集して ECC キューに格納する 
- センサーが ECC キューからプロセスデータを取得し、フロー接続 [sa_flow_connection] テーブルに書き込みます。
サービスマッピング では、ECC キューをチェックして検出された CI に関する情報を受け取るたびに、これらのテーブルで CI に関連するアウトバウンド接続のデータ (cmdb_tcp および sa_flow_connection テーブル) をチェックします。これらの 2 つのテーブルに、パターンで検出できなかった固有のデータが含まれている場合、サービスマッピング は CI 接続に関する情報を拡充させ、それらをマップに追加します。
図 : 3. 収集されたデータは、サービスマッピング によるデータの収集元になる sa_flow_connection テーブルに書き込まれる 
複数のフローロググループがある展開では、フローロググループごとに 1 つの MID サーバー で動作する専用コネクターを設定します。複数のフローロググループが同じ AWS 認証情報を使用することがあります。
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