- RSS フィードを購読する
- 新着としてマーク
- 既読としてマーク
- ブックマーク
- 購読
- 印刷用ページ
- 不適切なコンテンツを報告
こんにちは!ServiceNow Training & Certificationチームです。
今回はServiceNow認定アプリケーション開発者資格(CAD)の認定試験とその対策をご案内したいと思います。
認定アプリケーション開発者(CAD)ってどんな資格?
認定アプリケーション開発者(Certified Application Developer)は、ServiceNowの認定資格の中でもServiceNowのアプリケーション開発に特化した資格となります。このブログでは以下「CAD」と記載します。
※ServiceNowの認定資格の種類や詳細については、ブログ記事「ServiceNow認定資格取得ガイド」やServiceNowホームページ(認定トレーニングと認定制度)をご確認ください。
ServiceNowでのアプリ開発ってどんなもの?
ServiceNowにおける「アプリ開発」について、まずその全体イメージを簡単に把握してみましょう。
ServideNowとはそもそも、アプリ開発の基盤プラットフォーム (aPaaS)と、その上で動く業務アプリケーション (SaaS)の二階建てで構成されたサービスとなっています。
一階のプラットフォーム部分(NowPlatform)ではアプリ開発の基盤として、アプリの構築部品(データベース、画面フレームワーク、機械学習やワークフローエンジン、認証関連など様々な要素技術)や、NowPlatform上のアプリを開発・実行・運用するための様々なツール等が提供されています。そしてその上の二階の部分では、ITSMやCSMをはじめとしたServiceNow製の業務アプリ群が「すぐに使える(OOTB)」形で用意されています。また、NowPlatform上では独自で新たなカスタムアプリケーションを構築して動かす事もできる仕組みとなっています。
Service Nowの開発には大きく分けて下記の2つのシナリオがあります。
① 拡張開発:NowPlatform 上でServiceNow製の標準業務アプリ(ITSM・CSM等)を機能拡張する
② 新規開発:NowPlatform上に新規カスタムアプリを新規構築する
NowPlatformでは、上記①②の開発を行うための開発環境(IDE:Integrated Development Environment)やフレームワーク、ツール等が用意されており、それらを活用することで、画面機能やデータベース、自動化機能やワークフローなど、様々な機能の開発を直感的かつ簡単に実装することができます。
ServiceNowにおける開発の特徴の一つは、その実装の殆どがコンフィグの設定操作のみのノーコード(プログラミング不要)で実現可能であることです。またそれに加え、ノーコードでは実現できない少し複雑な実装についてもローコード(少量のプログラミング)での開発で実現できてしまうのです!
CAD資格を通してどんな知識が身に付けられるの?
CAD資格の取得を通じて、ServiceNowでのアプリの各開発シナリオ(①拡張開発、②新規開発)に必要な知識と技術を身に付けることができます。資格取得のために必要な知識は、ServiceNow開発者向けラーニングパス(※)に記載されている下記のトレーニングを通して学ぶことができ、各開発シナリオで必要な知識を体系的に身に付けることができます。
- ServiceNow Fundamentals (SNF) - ServiceNowの基礎
→主に①拡張開発に必要な知識を習得可能 - Scripting in ServiceNow Fundamentals (SSNF) - ServiceNowのスクリプティングの基礎
→主に①拡張開発、②新規開発に必要な知識を習得可能 - Application Development Fundamentals (ADF) - アプリケーション開発の基礎
→主に②新規開発に必要な知識を習得可能
トレーニングでは、NowPlatformのアプリ開発に特化したツールや実装手法、スクリプティング(プログラミング)やデバッグ方法などを基礎からしっかり身に付けることができます。ServiceNowアプリの拡張や構築をより柔軟に自由に行えるようになったたらいいな、と思いませんか?ぜひCAD認定資格の取得を通して「直感的で楽しい」ServiceNowのアプリ開発の世界に足を踏み入れてみて下さい。
※こちらの資料内「開発者向けラーニングパス」ページ参照。CAD資格試験の出題範囲については、ラーニングパス上のCAD資格に至る全てのコンテンツが対象となります。詳細はこの記事の後半「まずは出題範囲を確認しよう!」をご参照ください。
CAD資格を取得するとどんないいことがあるの?
CAD資格の取得により、市場価値の高いServiceNowの『認定アプリケーション開発者』としての正式な認定を受ける事ができます。
ServiceNowは未来の働き方を見据えた企業のDX化実現ソリューションとして業界内のプレゼンスも年々増しており、今後も多様な業界で様々なServiceNow導入プロジェクトが立ちあがり進められていく予定です。それに伴い、ソリューションの導入価値を高めるために不可欠である「ServiceNowアプリ開発スキル」は、今後も更に需要が高まっていくことでしょう。CAD資格を通してServiceNowアプリの開発スキルを証明することで、個人や企業としての市場価値/競争価値をより高めていきましょう。
CAD資格の認定試験ってどんなもの?
CAD資格については、下記の試験仕様をご覧ください。
- CAD試験仕様(Webページ)
- CAD試験仕様詳細(PDF)
試験仕様詳細では出題範囲を確認できます。またサンプル問題もいくつか紹介されていますので、実際にどのような形式の問題が出るのか、是非参考にチェックしてみて下さい。
試験はどうやって申込めばいいの?
試験の申込み方法~受験の具体的な手順については、ブログ記事「ServiceNow認定資格取得ガイド」をご参照ください。
試験対策はどうしたらいいの?
ServiceNow認定資格の一般的な試験対策についてはブログ記事「ServiceNow認定資格取得ガイド」のブログ内で紹介されております。この記事では以下CAD認定資格に特化した試験対策についてご紹介いたします。
まずは出題範囲を確認しよう!
CAD資格試験の出題範囲については、ラーニングパス上のCAD資格に至る全てのコンテンツが対象となります。Application Development Fundamentals(ADF)のトレーニング内容だけでなく、ServiceNow Fundamentals(SNF)、Scripting in ServiceNow Fundamentals(SSNF)のトレーニング内容も出題範囲となりますので注意しましょう。特にプログラミングやデバッグ方法に関する知識についてはScripting in ServiceNow Fundamentals(SSNF)トレーニングで学んだ内容が重要となります、対策の際には是非見直しておきましょう。
出題内容はトレーニングテキスト外からも出題されます。対象範囲のトピックについては、ServiceNowの製品ドキュメントでも詳細を確認しておきましょう。
特にこの辺りのトピックを抑えておこう!
各トレーニングマテリアルやServiceNow Developersサイト、ServiceNowの製品ドキュメントなどを参照し、特に下記の重要トピックに関する理解を深めていただく事をお勧めいたします。(これらは特に実践の上でも非常に重要な知識となります)
- 各実装手法の特徴とオプション
UIポリシーやビジネスルールなど様々な実装(スクリプティング)手法があります。それぞれの実装手法について、いつ何をトリガーに動くものなのか、実装によってビジネス的にどんなことが実現できるのか、どのような実装オプションがあるのか、といった特徴を正しく整理して把握しておきましょう。 - 各実装手法の動く場所(クライアント or サーバー)
実装するアクションやスクリプト、デバッグ方法について、クライアント/サーバーのどちらで動くものなのか、正しく整理して把握しておきましょう。 - スクリプティングで使用する基本的なAPI(クラスやメソッド)とその使い方
スクリプティング(プログラミング)を行う上では様々なAPIでプログラミングを行います。また、使用できるAPIはクライアントサイドorサーバーサイドでも違っています。トレーニングテキストやラボ、ServiceNow DevelopersサイトのAPIリファレンスなどを使って実装に使用する主要なAPIとその使い方を把握しておきましょう。(「ServiceNow Developersサイト>Reference > APIs」のメニューから参照可)
開発者インスタンスで実装練習をしよう!
スクリプティングやプログラム開発実装のスキルをキャッチアップするには、座学だけではなく、実際に開発を行ってみることが何より効果的です!ServiceNow Developersサイトでは個人用の開発者インスタンスを無料で取得して、開発の練習や検証に使用することができます。トレーニングで学んだ各実装手法について、思い出しながら&確認しながら、実際に動くものを(簡単なものでもいいので)自分なりに作ってみることをお勧めします。(もし難しければ、トレーニングマテリアルを見ながらラボのシャドーイングを行うのも効果的です)
【オプション】ServiceNow Developersサイトの学習コースをやってみよう!
ServiceNow Developersサイトでは、ServiceNowのトレーニングサイトNow Learningとは別に開発者向けに特化した学習コースが独自で用意されています(「ServiceNow Developersサイト>Learn」のメニューから参照可)。ラーニングパス上のトレーニングの内容を含んだ様々な実装手法を、こちらでも補完的に実践的に学ぶことができますので、より理解を深めたい場合は是非ご活用ください。
おわりに
いかがでしたか。
ServiceNowのエクスペリエンスは、ユーザに対してだけでなく、アプリ開発者に対しても「直感的で楽しい」開発体験を提供しています。是非CAD資格取得を通してServiceNowのアプリ開発の世界を習得いただき、みなさまの働き方を変える魅力的で便利な業務アプリを気軽に楽しく開発できるようになることを目指していただけたらと思います。
参考リンク
CAD認定資格
トレーニング関連
Now Learning (トレーニングサイト)
ServiceNow Developers (開発者向けサイト)
ServiceNow認定トレーニング認定資格ご案内 ラーニングパス
[Blog] ServiceNow開発者向け基礎トレーニングのご案内
[Blog] ServiceNowアプリケーション開発系トレーニングのエッセンス(全4回)
© 2022 ServiceNow, Inc. All rights reserved. ServiceNow, the ServiceNow logo, Now, and other ServiceNow marks are trademarks and/or registered trademarks of ServiceNow, Inc. in the United States and/or other countries. Other company names, product names, and logos may be trademarks of the respective companies with which they are associated.
- 10,319件の閲覧回数
ここにコメントを追加するには、ご登録いただく必要があります。 ご登録済みの場合は、ログインしてください。 ご登録がまだの場合は、ご登録後にログインしてください。
