一般のユーザーにuser, role, groupを操作できる権限を設定する方法

shog
Tera Contributor

はじめまして、

現在、特定なユーザーに対し、以下の操作を許可したいと考えております。

・User、Group、Roleの作成、削除

・GroupとUserへRoleの割り当て

 

自分で調べたところ、

・User、Group、Roleの作成、削除

 →adminロールが必要

・GroupとUserへRoleの割り当て

 →user_adminロールが必要

 

そこで2点質問があります。

1. 特定のユーザーにuser_adminロールを付与すべきでしょうか。

2. adminロールを付与せずに、上記の操作ができるような設定方法などありますでしょうか。

 

他にいい設定の仕方やデザインがございましたら助かります。

よろしくお願いいたします。

1 件の受理された解決策

senon
Tera Sage

結論としては、

  • admin ロールは最小限に。ロールの新規作成/削除は引き続き admin のみで中央管理するのがベストだと思います。
  • ユーザー/グループへのロール割当は、user_admin を広く配らず、まずは role_delegator(ロール委任)で代替することを推奨します。これにより「自分が保有しているロールに限り」グループ内メンバーへ付与でき、過剰権限を抑制できます。
  • user_admin を付与する場合は ID/権限管理の専任者へ限定し、現場の付与作業は申請カタログ+承認/ワークフローで実行する設計が安全です

 

 

質問①[User・Group・Role の作成/削除]
→OOTB では admin が必要です。特に Role の作成/削除はアクセス制御の根幹に関わるため、小規模のメンバー内でadminロールを付与して管理することが推奨されます。

質問②[ adminロールを付与せずに、上記の操作ができるような設定方法などありますでしょうか。]
→いくつか方法が考えられます。

②-1:ロール割当
role_delegator(ロール委任)という機能を活用することで、委任権限をもつユーザーは、自分が保有しているロールを、指定グループのメンバーに委任付与することができるため、user_admin を配らずとも、グループ単位で現場自身で必要最小限のロール付与を実施することが可能になります。これにより、過剰権限の拡散を抑えることができます。
もし、ロールを付与できるユーザーが管理者ではなく現場のビジネスユーザーの方であれば、この方法が考えられます。

もしくはサービスカタログでロールを付与するカタログを作成し、ビジネスユーザーが指定のロールを送信することで自動で(もしくは承認後)付与するといった方法もあります。



②‐2:User/Group/Role の作成・削除
Role の新規作成/削除は引き続き admin のみに限定するほうが良いです。
User/Group 作成も原則 admin ですが、実務上は人事/IdP(Azure AD/LDAP)をソースにして ServiceNow へ取り込み、ServiceNow 側はロール/メンバー割当の制御と監査に特化するような考え方もあります。

ソースの取り込み等の検討がまだできない場合は、user_adminロールを付与して対応しますが、user_adminはロールの割り当てだけでなく、会社、部門、場所といったFoundationデータへの変更も可能です。ロールを付与する目的としての権限と考えると過剰権限なので、ServiceNow管理者に該当する方
へ限定したほうが良いです。

 

ビジネスユーザーからのユーザー、グループの作成の要望はカタログで受付て、user_adminが作成、もしくはFlowで自動作成する方法が良いと思います。


【もし回答に納得がいただけた場合は、[解決策として承認する]ボタンを押してください。、次に疑問に思った方が、この質問にたどり着きやすくなります。】

senon

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5件の返信5

senon
Tera Sage

結論としては、

  • admin ロールは最小限に。ロールの新規作成/削除は引き続き admin のみで中央管理するのがベストだと思います。
  • ユーザー/グループへのロール割当は、user_admin を広く配らず、まずは role_delegator(ロール委任)で代替することを推奨します。これにより「自分が保有しているロールに限り」グループ内メンバーへ付与でき、過剰権限を抑制できます。
  • user_admin を付与する場合は ID/権限管理の専任者へ限定し、現場の付与作業は申請カタログ+承認/ワークフローで実行する設計が安全です

 

 

質問①[User・Group・Role の作成/削除]
→OOTB では admin が必要です。特に Role の作成/削除はアクセス制御の根幹に関わるため、小規模のメンバー内でadminロールを付与して管理することが推奨されます。

質問②[ adminロールを付与せずに、上記の操作ができるような設定方法などありますでしょうか。]
→いくつか方法が考えられます。

②-1:ロール割当
role_delegator(ロール委任)という機能を活用することで、委任権限をもつユーザーは、自分が保有しているロールを、指定グループのメンバーに委任付与することができるため、user_admin を配らずとも、グループ単位で現場自身で必要最小限のロール付与を実施することが可能になります。これにより、過剰権限の拡散を抑えることができます。
もし、ロールを付与できるユーザーが管理者ではなく現場のビジネスユーザーの方であれば、この方法が考えられます。

もしくはサービスカタログでロールを付与するカタログを作成し、ビジネスユーザーが指定のロールを送信することで自動で(もしくは承認後)付与するといった方法もあります。



②‐2:User/Group/Role の作成・削除
Role の新規作成/削除は引き続き admin のみに限定するほうが良いです。
User/Group 作成も原則 admin ですが、実務上は人事/IdP(Azure AD/LDAP)をソースにして ServiceNow へ取り込み、ServiceNow 側はロール/メンバー割当の制御と監査に特化するような考え方もあります。

ソースの取り込み等の検討がまだできない場合は、user_adminロールを付与して対応しますが、user_adminはロールの割り当てだけでなく、会社、部門、場所といったFoundationデータへの変更も可能です。ロールを付与する目的としての権限と考えると過剰権限なので、ServiceNow管理者に該当する方
へ限定したほうが良いです。

 

ビジネスユーザーからのユーザー、グループの作成の要望はカタログで受付て、user_adminが作成、もしくはFlowで自動作成する方法が良いと思います。


【もし回答に納得がいただけた場合は、[解決策として承認する]ボタンを押してください。、次に疑問に思った方が、この質問にたどり着きやすくなります。】

senon