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04-16-2024 08:09 PM - 編集済み 05-08-2024 02:42 AM
新機能と変更点
•Localization Framework:新機能
•I18N新言語:アラビア語対応
•ITOM:ヘルスログアナリティクス機能日本語対応
•Next Experience:言語と地域
•Next Experience:ナビゲーションメニュー
① 通常、翻訳要求は同じインスタンス内で処理されますが、Washington DC リリースでは、ハブ/スポークモデルを使用した翻訳要求と処理の方法が提供されています。
このアーキテクチャでは、翻訳要求は2 段階のプロセスになります:まず、スポークインスタンスがハブインスタンスに翻訳要求を送信します。
次に、ハブインスタンスは、翻訳管理システム(TMS)にコンテンツを送信し、翻訳要求の処理します。その後、ハブは翻訳されたコンテンツをスポークインスタンスに返します。
履行者のアクセスを 1 つのインスタンスに限定したい場合は、このアーキテクチャを検討してください。
この機能の詳細についてはこちらのURLからご確認ください。
② 翻訳がデフォルトでグローバル スコープに設定なっていましたが、Washington DC リリースではスコープ指定されたアプリケーションの翻訳を作成できるようになりました。
③ ローカリゼーションタスクにおいて、従来は、アーティファクトのスコープ内の各タスクごとに専用の更新セットが作成されていました。しかし、Washington DC リリースでは、更新セットの戦略を指定して、翻訳を1つの更新セットにまとめるか、詳細な更新セットに分割するかを制御できるようになりました。この機能の詳細についてはこちらのURLからご確認ください。
ServiceNowのWashington DCリリース以前には、22の言語プラグインが提供されていましたが、新しい言語としてアラビア語が追加されました。アラビア語の言語パックをインストールすると、インターフェースのラベルなどがアラビア語で表示され、レイアウトも右から左に変わるよう対応されました。
ITOMのヘルスログアナリティクス機能が日本語に対応しました。デフォルトでは英語ですが、英語(US)、英語(UK)、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、スペイン語などの他の言語を選択することができます。この機能の詳細については、こちらのURLからご確認ください。
Next Experienceの機能として、UIの言語切り替えの方法が変更されました。以前は、ユーザーアイコンをクリックして表示される設定のタイルをクリックし、その中からUIの言語を切り替えていました。しかし、新しく「言語と地域」タイルをクリックすると、ダイアログが開きます。ここで、言語だけでなく日付とタイムゾーンも設定できるようになりました。
これまで英語のままとしていた ServiceNow の製品、アプリ、プラグイン、サービス名等の名称を、現地の言語に翻訳されることになりました。Washington DC GA (General Availability):1000 語弱を Platform OOTB にて実装そして公開とXanadu リリース EA (Early Availability):1000 語以上を Platform OOTB にて実装そして公開予定です。この機能の詳細については、こちらのURLからご確認ください。
プラグインの変更点
•プラグイン廃止:IBM Watson Translatorの動的翻訳
プラグインの変更点として、IBM はすべての地域で IBM Cloud 向けの IBM Watson Translator サービスを廃止すると発表しました。2023 年 6 月 10 日をもって、新規顧客向けの [Language Translator] タイルは IBM クラウドプラットフォームから削除され、既存の顧客しかこの製品にアクセスできなくなります。2024 年 6 月 10 日をもって、サービスのサポート終了日となります。2024 年 12 月 10 日をもって、サービスは完全に廃止され、どの顧客にも利用できなくなります。この機能の詳細については、こちらのURLからご確認ください。
ServiceNowのDynamic Translation機能やLocalization Framework機能で使用される画面フィールドなどの翻訳、または機械翻訳機能は、このプラグインを使用できなくなるため、早めの対応をお願いいたします。
日本語のI18N/L10Nの問題を修正
•PRB717095:データ取り込みxlsx形式対応
•その他のローカリゼーション関連の問題を修正
過去のServiceNowバージョンでは、xlsx形式のファイルをデータ取り込みする際、日本語の漢字が含まれている場合、漢字と一緒に自動的にフリガナも入ってしまう不具合がありました。しかし、Washington DCリリースにおいてこの問題が解消され、xlsx形式も今後データ取り込みに使用できるようになりました。
ただし、xlsxフォーマットでのフリガナを無視するために、以下のように新しいプロパティを作成します。名前は「glide.excel.concat_phonetic_runes」、タイプはtrue/false、値はfalseに設定します。
他にもいくつかのローカリゼーション関連の問題をリストアップしましたが、これらの問題も今回のリリースで解決されています。
日本語資料の公開
•グローバリゼーションガイド
•ファミリーリリース別ドキュメント
•日本語のOOTB差分リスト
製品ごとのグローバリゼーション機能ガイド
現在、Vancouver リリースの PDF のダウンロードが可能です。
CSC ポータルの以下のページの「ServiceNow Globalization guide」リンクから ダウンロードできます。
https://www.servicenow.com/success/playbook/globalization-localization.html
Washington DC の PDF はまだ発行されていませんが、発行されたら同じリンクからダウンロードできるようになります。
Washington DC リリースのPDFを以下のURLからダウンロードが可能です。
https://docs.servicenow.com/ja-JP/bundle/archive/page/archive/washingtondc-pdfs.html
ServiceNowのアップグレード時に、日本語のOOTBのラベルがどこで変更されたかを示す、Washington DCリリースとUtahまたはVancouverバージョンの比較リストが、コミュニティで公開されています。実際には、これらの比較リストはNow SupportポータルページからExcelファイルとしてダウンロードすることができるようになっています。
詳細情報のついてはこちらのURLからご確認ください。
以上
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