アップグレード時のクローンについて

Ereshkigal
Tera Contributor

コミュニティの皆様
いつもお世話になっております。

Tokyoリリースのタイミングに合わせて、本番/検証/開発のアップグレードを計画中です。
一つ気になっているのは、クローンは、任意という認識ですが、
クローンが必要なケースというのはどのような時でしょうか。
必要な時と理由が知りたいです。

以上、よろしくお願いいたします。

1 ACCEPTED SOLUTION

アップグレードによって、OOTBに変更が入ります。

OOTBベースにカスタマイズを加えている場合、アップグレード時に変更されるはずだったソースコードが変更されません。(アップグレードがスキップされた状態)

アプリケーションレベルで見た場合、未カスタマイズ個所はアップグレードされているのに、OOTBベースにカスタマイズを加えている個所がアップグレードされないことにより、全体では整合性が取れなくなることがあり、アプリケーションが動作できなくなる場合があります。

この対応のために、検証と本番は環境差異をなくし、ソースコードを同じにした上でアップグレードを行い、動作がおかしくなった個所に対する修正の更新セットを作成します。

本番環境のアップグレード後、上記更新セットを適用することで、本番のダウンタイムを最小限にすることが可能です。

本番と検証に差異がある場合、アプリケーションが動作できなくなる個所に差異がある状況になります。
「検証だと動いたのに、本番だと動かない」と言う状況が発生する要因となりますので、環境差異をなくすことが、安定運用を保障するための一つの前提になります。

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3 REPLIES 3

Ikeda1
Mega Guru

こんにちは。

一般論になりますが、アップグレードと並行して開発が進められており、開発物が検証環境にリリースされているが、本番環境にはリリースされていない状況、かつ、アップグレード完了期日までに開発物の本番リリースを行わない場合には、本番環境のアップグレードの品質を担保するため、本番から検証へのクローンを実施し、アップグレードの確認を行うことが多いです。

アップグレードに合わせて開発を凍結できる、かつ変更管理が出来ており、環境に差異が無い事を担保できているのであれば、クローンは不要です。

Ikedaさん、ご回答ありがとうございます。

大変恐縮ですが、
アップグレードの品質を担保するためという部分が
あまり理解できておりません。。

環境毎で差異があると、アップグレードが失敗するということでしょうか。
それともアップグレード後に本番リリースをする場合、
UpdateSetの移行が失敗するということでしょうか。

お手数をおかけしますが、ご確認をお願いいたします。

 

アップグレードによって、OOTBに変更が入ります。

OOTBベースにカスタマイズを加えている場合、アップグレード時に変更されるはずだったソースコードが変更されません。(アップグレードがスキップされた状態)

アプリケーションレベルで見た場合、未カスタマイズ個所はアップグレードされているのに、OOTBベースにカスタマイズを加えている個所がアップグレードされないことにより、全体では整合性が取れなくなることがあり、アプリケーションが動作できなくなる場合があります。

この対応のために、検証と本番は環境差異をなくし、ソースコードを同じにした上でアップグレードを行い、動作がおかしくなった個所に対する修正の更新セットを作成します。

本番環境のアップグレード後、上記更新セットを適用することで、本番のダウンタイムを最小限にすることが可能です。

本番と検証に差異がある場合、アプリケーションが動作できなくなる個所に差異がある状況になります。
「検証だと動いたのに、本番だと動かない」と言う状況が発生する要因となりますので、環境差異をなくすことが、安定運用を保障するための一つの前提になります。