(本稿は、こちらのBlog記事の抄訳です)
デジタルトランスフォーメーション (DX) に挑む企業・組織は、絶えずさまざまな課題に直面しています。DXを通じて業務の生産性向上やさらなるビジネス価値の発揮を目指す傍ら、断片的で一貫性のないプロジェクト管理やデリバリーの遅滞、不透明なビジネス価値といった問題が立ち塞がり、イノベーションが妨げられています。
ServiceNow® の戦略的ポートフォリオ管理 (SPM) を活用すれば、DXを阻む課題に頭を悩ませる企業・組織は、DXのさまざまなイニシアチブからより大きな価値を生み出すとともに、組織全体でアジリティを強化し、戦略的なビジネス目標と日々の業務を一層しっかりと連動させることができます。戦略と施策の間の整合性を高めることで、成果をより迅速に発揮できるようにするとともに、プロジェクトライフサイクル全体で継続的な改善を推進できます。これらは、より大きなビジネス成果と持続的な成長に寄与します。
Now Platform® のYokohamaリリースおよび直近のストアリリースを通じて、SPMはさらなる革新を遂げています。生成AIの応用であるNow AssistとAI Agentsが強化され、ビジネス変革を一層パワフルに加速します。
AI Agentsによるプロジェクトタスクのモニタリング
プロジェクトタスクの監視 (Monitor Project Tasks) エージェンティックワークフロー (ユースケース) は、AIエージェントがプロジェクトの重要タスクを自律的に監視し、必要に応じてプロジェクトマネージャーに報告することで、プロジェクトの健全性管理プロセスを改善します。AIエージェントによって、人手を介することなくプロジェクトのリスクが可視化されたり、タスクの進捗確認ができるようになったりすることで、価値実現までの時間を短縮をできると同時に、一層プロアクティブで万全な管理体制を確立できます。
SPM向けNow Assistによるストーリー生成
SPM向けNow Assistに新たに備わったストーリー生成機能は、生成AIを活用してエピックを詳細かつ説得力のあるストーリーナラティブに変換することで、ステークホルダーがすぐに行動を起こすきっかけとなる戦略的なインサイトを提供します。これにより、アジャイルプランニングにおける的確な意思決定を支援し、ビジネス成果の最大化に貢献します。
ポートフォリオの財務管理
戦略的計画ワークスペース上で、ポートフォリオの財務管理が行えるようになりました。単一のワークスペース上で財務的なインサイトをポートフォリオ横断的に得られるようにすることで、デマンドやプロジェクト、エピックに関する意思決定の確度が向上します。そして、戦略目標と支出の間の整合性を高めることで、予算のさらなる有効活用につながります。
リソース管理ワークスペースにおける新しいアロケーションモーダル
要員などのリソース割当てを適切に行うことは、プロジェクト成功の要です。新たに、リソースのステータスに応じて割当ての集計方法をカスタマイズし、リソース配分をより細かく把握できるようになりました。これにより、特定のリソースへの過度な依存を回避するなど、リソースのさらなる有効活用が可能となります。同時に、プロジェクト運営の生産性も向上し、長期的なビジネス成長を後押しします。
戦略的計画ワークスペースにおけるデジタルプロダクトレンズ
長期的なプロダクトロードマップの策定は、持続的な成功に不可欠です。新しく実装されたデジタルプロダクトレンズを活用することで、デジタルプロダクトの計画立案、バージョン単位のロードマップ管理、カンバン方式の作業アイテム管理などが一層便利になり、戦略的に重要なデジタルプロダクトの市場投入を加速できます。
さらに詳しく知りたい方は、SPMのリリースノートやServiceNow StoreのSPMページをご覧いただく、またはこちらからお問い合わせください。
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