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(本記事は、こちらのBlog記事の翻訳です)
本記事では、IT Service Management (ITSM) Professional と ITSM Enterprise に含まれる DevOps の新機能について紹介します。Tokyo リリースにおける DevOps のハイライトとして、新たに DevOps Config というアプリケーションが加わりました。加えて、DevOps Change Velocity にも大幅な機能強化がもたらされました。
今日、DevOps をソフトウェア開発・運用の最善策として導入している、もしくは導入を検討している企業・組織が大変多くなっています。DevOps は、イノベーションを加速し、顧客をはじめとしたさまざまなステークホルダーのニーズにさらに敏感・迅速に応えられるようになるためのプロセスです。一方で、大規模な組織は往々にしてさまざまな規制やガバナンスルールに縛られており、それがアプリケーション開発のスピードに対する足枷となってしまうことも少なくありません。
ITSM Professional および ITSM Enterprise と一体的に提供されるServiceNow の DevOps アプリケーションは、ユーザーの皆さまが ServiceNow のプラットフォームを活用している業務・サービスに DevOps の機能性をもたらします。これにより、ガバナンス・コンプライアンスの遵守のための作業を円滑で高度に自動化されたものにします。Tokyo リリースにおける DevOps の最新の機能強化やイノベーションは次のとおりです。
DevOps Config
アプリケーションデリバリーのライフサイクル全体を通して、何百、時には何千もの構成変更が行われることが少なくありません。こうした構成変更はプレーンテキストのフラットファイルを介して行われることが多く、往々にして最小限のアクセス制御しかなされていません。また、異なる複数の担当者によって、異なるステージに位置する多くのファイルに及ぶ構成変更がなされることもあります。このような背景もあり、構成変更はコードが本番稼働した後の障害発生の主要因となっています。
DevOps Config は、既存のリポジトリから現在の構成アイテムをインポートし、アクセス制御を適用することを通じて、構成データを ServiceNow 上で一元管理する機能です。DevOps Config は既存の DevOps ツールチェーンとシームレスにつながり、変更を検証するためのポリシーを DevOps パイプラインのステップの 1 つとして加えることができます。これにより、問題を引き起こす可能性のある変更を防止できます。構成アイテムは ServiceNow での保存時に正規化され、必要に応じて Ansible、Terraform、Chef などのデプロイメントツールに適したフォーマットでエクスポートできます。
DevOps Config がもたらすデータは、ServiceNow に保存されている DevOps データのライブラリに追加されます。この情報は、DevOps Change を用いて変更要求を自動化する際の基準として、あるいはインシデントが何に起因して発生したのかを探る根本原因分析に活用できます。
ITSM 以外のアプリケーションとの連携という観点においても、DevOps Config は価値を発揮します。ServiceNow Integrated Risk Management (IRM) Pro と IRM Enterprise には、新しいストアアプリである DevOps Accelerator へのアクセスが含まれています。DevOps Accelerator は ITSM Pro DevOps アプリケーションと連携し、開発プロセスのリスク管理や監査データの収集をより効率的なものへと発展させます。
図 1:DevOps パイプラインでの構成アクティビティの一元管理
DevOps Change Velocity の新機能
DevOps Change Velocity による GitHub Actions の新たなサポート
GitHub Actions は DevOps パイプラインツールとして人気が高まっています。それを受け、Tokyo リリースにて GitHub Actions との統合のためのアウトオブザボックスの機能を追加しました。かつて Jenkins、Azure DevOps、GitLab でそうしてきたように、GitHub Actions のパイプラインにも変更の自動化を適用できるようになりました。これは、他のツールから GitHub Actions に移行する可能性がある組織にとって特に有益なはずです。複数のタイプに一貫してポリシーを適用し、様々なパイプラインにわたってインサイトを標準化できるためです。
DevOps Change Velocity による Azure DevOps Artifacts のサポート
JFrog Artifactory との直接統合はしばらく前から可能となっています。Tokyo リリースでは、Azure DevOps Artifacts リポジトリとの新たな直接統合を追加しました。Azure DevOps Artifacts は、ビルドやデプロイメント、リリースといったパイプライン上の工程ごとに異なるチームが担当しているような状況でも、リリースがどういった要素から構成されるのかを理解する一助となります。
DevOps Insights における新しい測定基準と刷新された UI
DevOps Insights は DevOps Change Velocity のコンポーネントのひとつで、DevOps パイプラインと変更プロセスに関する情報を提供することを目的としています。Tokyo リリースでは、DevOps Insights のユーザーインターフェイスが一新されるとともに、フローおよび品質に関する新しい測定基準が追加されました。
図 2:DevOps Insights の新しいユーザーインターフェイス、およびフロー・品質に関する新しい測定基準
Tokyo リリースにおける DevOps 以外のアプリケーションの新機能について詳しく知りたい方は、Tokyo リリースのWebイベント「Now Platform Tokyo Release Broadcast」にもぜひご参加いただき、詳細をご確認ください。
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