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(本稿は、こちらのBlog記事の翻訳です)
エンタープライズアーキテクトは、アプリケーションポートフォリオの見直しを通じて、リスク管理を徹底し、コストを最小限に抑え、IT のケイパビリティをビジネスのニーズに沿って高度化することが求められています。例えば、End of life (EOL) が近づいているのに改修の計画がないようなアプリケーションが存在しているとすれば、それはビジネス上の脅威に繋がりかねません。また、冗長なアプリケーションはリソースの浪費に繋がるほか、IT インフラストラクチャが戦略やビジネス目標に沿ったものでなければ、投資が無意味なものとなってしまいます。
こうした問題に対処するため、エンタープライズアーキテクトはアプリケーションポートフォリオ管理にまつわる課題を可視化・管理し、必要に応じてアクションを講じられる包括的なシステムを必要としています。また、エンタープライズアーキテクトは計画を企業・組織全体の目標と戦略に沿った全社的なロードマップに沿ったものとする必要もあります。こうしたすり合わせによって、エンタープライズアーキテクトは重要な施策をランク付けしてリソースを配分し、必要なものを正確に調達して重要施策を遂行できるようになります。
Washington, D.C. リリースおよび直近のストアリリースにおいて、ServiceNow® アプリケーションポートフォリオ管理 (APM) にはエンタープライズアーキテクトがリスク管理を一層万全なものとし、コストを最小限に抑え、そしてビジネスとより密接に連携できるようになるための新機能が加わりました。新しいアプリケーション総所有コスト (TCO) の管理機能により、エンタープライズアーキテクトは内部または外部のソースからコストデータを取り込んで TCO を導き出し、TCO に基づいてアプリケーションポートフォリオを合理化することができます。また、過去のリリースにおいて、ソフトウェアを対象としたテクノロジー参照モデル (TRM) が実装されていますが、Washington, D.C. リリースでは新たにハードウェアを対象とした TRM が加わっています。ハードウェア標準を定め、ビジネスに対するリスクを軽減できるようになります。また、プランニングを容易にするためのガントチャート機能も使用可能となりました。TRM とテクノロジーポートフォリオ管理 (TPM) 用の新しいガントチャートを使用すると、リスクのプロアクティブな管理が可能になります。
アプリケーション総所有コスト (TCO) 管理
エンタープライズアーキテクトは、エンタープライズアーキテクチャワークスペースからアプリケーションの総所有コスト (TCO) データに直接アクセスできるようになりました。TCO の可視化、および TCO に基づくアプリケーションの統廃合、スコアリングなどが可能になります。
- ビジネスアプリケーションレベルとビジネスケイパビリティレベルの両方でアプリケーション TCO の合理化を実施することで、ポートフォリオを最適化
- APM アプリケーションの TCO ダッシュボードを活用してコストデータを効率的に可視化し、ステークホルダーと連携
- サードパーティベンダーのコストまたは独自のコストデータをインポートして、TCO スコアを自動的に計算
- コスト、コストの種別、会計期間、請求日、ベンダー、データのソースなど、コストデータの詳細を表示
- ビジネスアプリケーションのリストをドリルダウンする機能により、当四半期および前四半期の全体的な TCO と年間傾向を表示
ハードウェアのテクノロジー参照モデル
ソフトウェア標準に加えてハードウェア標準を確立・施行できるようになりました。新しいハードウェア標準の要求と承認プロセスを簡素化し、技術的負債に関するリアルタイムのインサイトを可視化します。そのすべてが、統一されたエンタープライズアーキテクチャワークスペースで実現します。
- ハードウェアの内部テクノロジー標準に沿ってコンプライアンスを管理
- アプリケーションポートフォリオ全体の技術的負債を追跡し、リスクを最小限に抑え、推奨事項を提供
- ハードウェア資産ワークスペース上でハードウェア資産管理担当者に内部ハードウェア標準を提供。シームレスで直感的なエクスペリエンスを実現
テクノロジー参照モデルとテクノロジーポートフォリオ管理のガントチャート
ガントチャートを活用して技術的リスクを可視化することで、リスクを予防的に軽減し、ガバナンスを強化します。
- TPM のテクノロジーライフサイクルリスクと TRM の技術的負債の両方を可視化することで、リスクを軽減し、コラボレーションを強化
- TPM のテクノロジーライフサイクルと TRM のフェーズの両方に基づいて、アプリケーション投資についてデータ主導の意思決定を支援
- ビジネスに対する技術的リスクに基づいてアプリケーションを効率的に統廃合
- エンタープライズアーキテクチャワークスペース内で技術的リスクと負債をリアルタイムで包括的に可視化
ビジネスケイパビリティレンズ
エンタープライズアーキテクトは、ServiceNow 戦略ポートフォリオマネジメント (SPM) の戦略的計画ワークスペースまたはAPM のエンタープライズアーキテクチャワークスペースから、ビジネス機能、サブ機能、アプリケーション、関連する計画アイテムのポートフォリオを作成し、ビジネスアプリケーションを戦略的に管理できるようになりました。
- SPM Pro と APM の両方のライセンスを有するユーザーは、新しく定義されたレンズであるビジネスケイパビリティレンズを使用してポートフォリオを作成可能
- APM ユーザーは、エンタープライズアーキテクチャワークスペース内からビジネス機能階層のロードマップにすばやくアクセス
さらなる詳細については、リリースノートを参照してください。もしくは、コンタクトフォームから ServiceNow のエキスパートにお問い合わせください。本稿で紹介した機能は、ServiceNow ストアにてダウンロードできます。また、APM の製品ページも併せてご覧ください。
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