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(本稿は、こちらのBlog記事の翻訳です)
ServiceNow® クラウドコスト管理 (Cloud Cost Management、旧称 Cloud Insight) は、クラウドの支出管理プロセスを高度化するためのアプリケーションです。ServiceNow の包括的な IT 資産管理ソリューションである IT Asset Management の一翼を担っており、ソフトウェア資産や IT ハードウェア資産などとともに、統合的な IT 資産ライフサイクル管理をサポートします。また、クラウドリソースと他のテクノロジー資産を一括で管理できるようにすることで、コストセンター別に支出を分類したり、ショーバックやチャージバックに関する透明性の高いレポートを容易に作成したりすることができます。さらに、予算管理に関する推奨事項の提示や自動化されたコスト最適化タスクが導入されたことで、FinOps (クラウド財務管理) 業務プロセスの生産性が大きく向上しています。
本稿では、Washington, D.C. リリースにおいて ServiceNow クラウドコスト管理に加わった次の 2 つの主要機能について解説します。
- コンテナコスト管理
- 共有コストの割り当て
コンテナコスト管理
クラウドネイティブなアーキテクチャの普及に伴い、コンテナ化されたアプリケーションの導入が進んでいます。こうした IT のモダナイズに取り組む企業・組織は、コンテナベースのマイクロサービスに由来するクラウド支出を効果的に管理する方法を求めています。また、コンテナサービスを活用する各部門に対し、各クラウドプロバイダーから請求される費用をサービスの使用量に応じて分担させるための手段も必要としています。コンテナコスト管理 (Container Cost Management) は、クラウド上の Kubernetes クラスターにまつわるコストを可視化・分析することで、このようなニーズに応えます。期間、費用タイプのほか、Kubernetes クラスター、Kubernetes 名前空間、タグカテゴリといったグループ化オプションなど、さまざまなフィルターを使用して結果を絞り込むことができます。
共有コストの割り当て
多くの企業・組織は、Amazon Web Services (AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform (GCP) などのサービスプロバイダーが提供する複数のクラウドサービスを併用しています。クラウド上にホストしたサービスが、複数の異なるサービスプロバイダーのプラットフォーム上に実装されており、かつ複数の部門で共有されるシェアードサービスとなっている場合、その管理は容易ではありません。共有コストの割り当て (Shared Cost Allocation) は、さまざまなビジネスドメインにわたるシェアードクラウドサービスのコストを可視化・分析・管理し、複数の部門間で公平にコストを振り分けるためのサポートをします。これにより、個々のチームの支出に対する説明責任を高められます。
コンテナコスト管理と共有コストの割り当てを組み合わせることで、FinOps を担うチームはクラウドの支出を一層容易に管理できるようになります。マルチクラウドを運用する場合でも、異なる部門・チーム間で同じサービスに由来する支出を分担する場合でも、組織内のクラウドコストの可視性・支出の公平性・説明責任が向上します。
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