
- RSS フィードを購読する
- 新着としてマーク
- 既読としてマーク
- ブックマーク
- 購読
- 印刷用ページ
- 不適切なコンテンツを報告
(本稿は、こちらのBlog記事の翻訳です)
ServiceNow® ハードウェア資産管理 (Hardware Asset Management) は、IT ハードウェア資産のライフサイクル全体にわたる最適化を推進します。ライフサイクルの初期においては、倉庫に眠る在庫の有効活用を促し、不必要なハードウェア投資を抑制します。一方、ライフサイクルの末期では、End of Life (EOL) やサービス終了 (EOS) に関するデータを通じてハードウェアの更新計画を支援します。このようにして、調達の合理化を通じて支出を最適化すると同時に、資産の老朽化に伴うリスクを低減します。また、デバイスの紛失や盗難が発生した際のセキュリティ対策面の手続きや各種規制、ハードウェア廃棄時の環境基準に確実に準拠できるようにします。
ハードウェア資産管理は、業界のベストプラクティスに基づいて構築されたワークフローの力で、IT 資産のライフサイクル管理業務を生産的でストレスを感じさせないものへと変革します。これらのワークフローは一元化されたプラットフォームの上に構築されており、業務の生産性向上を妨げる手作業依存のプロセスを排し、従業員エクスペリエンスとカスタマーエクスペリエンスを向上させます。
本稿では、Now Platform® Washington, D.C. リリースにおいて ServiceNow ハードウェア資産管理にもたらされた次の 4 つの機能について解説します。
- 資産の総所有コスト (TCO)
- Lenovo の資産保証統合
- ハードウェア資産管理成熟度
- インドアマッピング
資産の総所有コスト (TCO)
多くの資産管理担当者が、資産のライフサイクル全体を通して発生するコストの総量、すなわち総所有コスト (TCO) の計算・把握に苦労しています。その理由は、TCO は資産のさまざまな性質に基づいて決まるものであるのに加え、そうした性質を表すデータが多岐にわたるシステムに分散しているためです。結果として、企業・組織は資産の交換・修理・更新を進める際に、十分なデータや根拠に基づく意思決定ができていません。ハードウェア資産管理の資産の総所有コスト (Asset Total Cost of Ownership) は、初期資本コストや運用コストなど、ハードウェア資産のライフサイクル全体にわたる総コストを計算・可視化します。
Lenovo 製品の保証情報の統合
保証書の束の中から特定のハードウェア資産の保証情報を探り当てるのは、非常にストレスフルな作業です。これに対し、ハードウェア資産管理は API を介して Lenovo 製品の保証情報を取り込んで管理できるようになりました。この統合により、ハードウェア資産に関連付けられた保証の詳細が資産フォームに直接表示されます。一元化されたワークスペースであるハードウェア資産ワークスペースの「資産運用」ビューから、すべての保証情報をブラウズできます。これにより、保証の有効期限が近づいているハードウェア資産を追跡し、必要なアクションを実行できます。
ハードウェア資産管理の成熟度評価
ハードウェア資産管理担当者は、ハードウェアへの投資対効果を最大化することへの責任を負っています。その最短の近道は、SerivceNow ハードウェア資産管理アプリケーションを通じて少しでも多くの価値実現を成し遂げることです。資産管理担当者は、ハードウェア資産ワークスペースの [成功ポータル] ビューを通じて、SerivceNow ハードウェア資産管理を活用した資産管理プロセスの成熟度を評価し、さらなる価値実現に向けた次のステップを見出すことができるようになりました。
インドアマッピング
具体的で正確な位置データがなければ、ハードウェア資産の位置を特定するのは困難です。こうした位置データは、建物・施設内の資産の位置が可視化されるような形で得られることが理想的です。インタラクティブなマップ機能であるインドアマッピング (Indoor Mapping) は、ハードウェア資産の位置をマップ上に可視化し、ユーザーが特定できるようにします。詳細なフロアプランを有した見取り図の上に、資産がマーカーで示されます。ユーザーはフィルタを使用して特定の資産タイプをマップ上に表示したり、特定の属性やカテゴリに基づいて資産を検索したりできます。
ServiceNow ハードウェア資産管理は、資産ライフサイクルの初期と末期の両方で、資産の投資対効果を最大化し、同時にリスクを軽減します。Washington, D.C. リリースで加わった新機能によって、企業・組織は資産の総所有コストを正確に計算し、保証の管理を確実なものにできます。加えて、ハードウェア資産管理プロセスの高度化に向けた道筋を明らかなものとし、資産のロケーションを常時確実に把握することが可能となります。
このリリースで追加・改良されたその他の機能は次のとおりです。
機能 |
説明 |
カスタムモデルカテゴリのライセンス |
ハードウェア資産管理の機能とワークフローにアクセスするには、ライセンス可能でオプトインされたリソースカテゴリにリンクされた親モデルカテゴリに、カスタムモデルカテゴリを関連付けます。ITAM ライセンスレポートには、ライセンス可能でオプトインされたリソースカテゴリに関連付けられたすべてのカスタムモデルカテゴリが表示されます。 |
テクノロジー参照モデル (TRM) ライフサイクルフェーズの可視性 |
TRM ライフサイクルフェーズの詳細を使用して、組織内のハードウェア製品を効率的に管理できます。これらの詳細は、組織で使用されているハードウェア製品が TRM の一部でないかどうか、または使用が承認されていないかどうかを示します。 |
© 2024 ServiceNow, Inc. All rights reserved. ServiceNow, ServiceNow のロゴ、Now、その他の ServiceNow マークは米国および/またはその他の国における ServiceNow, Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名と製品名は、関連する各会社の商標である可能性があります。
- 322件の閲覧回数