ServiceNow DiscoveryService Mapping の各アプリケーションでは、他のエンティティに対する AWS API Gateway と接続を検索できます。 これらのリソースを検出するには、ServiceNow ストア から Discovery and Service Mapping Patterns アプリケーションをアップデートする必要があります。

Discovery および Service Mapping は、Amazon AWS API Gateway パターンを使用して、水平ディスカバリーとトップダウンディスカバリーを実行します。

このパターンを ServiceNow プラットフォームで使用するには、Kingston リリース以降を使用します。

ストアでアプリを要求する

ServiceNow ストア Web サイトにアクセスして利用可能なすべてのアプリを表示し、ストアにリクエストを送信する方法について確認してください。リリースされたすべてのアプリのリリースノート情報については、「ServiceNow ストア バージョン履歴のリリースノート」を参照してください。

必須条件

認証情報が設定されている AWS サービスアカウント
Now Platform® で、次の情報を使用してサービスアカウントを設定します。
  • アカウント ID。API Gateway が属する Amazon アカウント ID です。AWS マネジメントコンソールに表示されるアカウント ID を使用します。サービスアカウントフォームからディスカバリーを実行できます。
  • AWS クラウドに到達するためにアカウント ID で必要とされる適切な AWS 認証情報。

製品ドキュメントで Discovery および Service Mapping のサービスアカウントを参照してください。

更新セット
Jakarta または Istanbul バージョンのインスタンスの場合は、「KB0679927:AWS Lambda トップダウンディスカバリー更新セット (AWS Lambda top-down discovery update set)」で用意されている更新セットをインポートします。Service Mapping には、この更新セットが必要です。
ユーザーアクセス
AWS コンソールで、API Gateway の GET アクションのためだけに apigateway:GET 関数を実行する権限をユーザーに与えます。

水平ディスカバリー中に Discovery によって収集されるデータ

テーブルとフィールド 追加情報
クラウドゲートウェイ [cmdb_ci_cloud_gateway]
オブジェクト ID ゲートウェイの ID。
簡単な説明 ゲートウェイの簡単な説明。
DNS 名 [cmdb_ci_dns_name]
名前 DNS ホストの一意の名前または IP アドレス。
IP アドレス DNS ホストの IP アドレス。
AWS リソース名エンドポイント [cmdb_ci_endpoint_arn]
ホスト エンドポイントのホスト名または IP アドレス。
ARN ゲートウェイが接続するその他の AWS エンティティの ID (Amazon リソースネーム)。

構成アイテム (CI) 関係

以下の関係は、AWS API Gateway 検出をサポートするために作成されています。
CI 関係 CI
クラウドゲートウェイ

[cmdb_ci_cloud_gateway]

Uses:Used by DNS 名

[cmdb_ci_dns_name]

Hosted on:Hosts AWS データセンター [cmdb_ci_aws_datacenter]

AWS データセンターには、アベイラビリティゾーン、サービスアカウントなどの他の AWS CI との関係性があります。詳細については、製品ドキュメントの AWS と Azure クラウドディスカバリーの箇所を参照してください。

トップダウンディスカバリー中に Service Mapping によって検出される接続

Service Mapping は、アプリケーションサービスのコンテキストで AWS API Gateway のトップダウンディスカバリーを実行します。AWS API Gateway の発信接続を検出します。
  • AWS Lambda
  • 仮想プライベートクラウド用 VPC リンク
  • API Gateway で設定済み URL として定義された HTTP エンドポイント

トラブルシューティング

マッピングプロセスが期待どおりに進行しない場合は、次の提案に従ってください。
症状 原因 ソリューション
ディスカバリーに失敗しました。ディスカバリーメッセージには、REST タイムアウトによって発生したエラーに関する情報が含まれています。 展開で REST コール応答を送信する CI が多数あります。MID Servermid.sa.cloud.request_timeout パラメーターで制御される制限時間を超えずに REST コール応答を処理することはできません。 デフォルトで、mid.sa.cloud.request_timeout パラメーターは 3 万ミリ秒に設定されています。
関連する MID Server に対してこのパラメーターの値を増やし、ディスカバリーを再実行します。
注: 関連する MID Server の [設定パラメーター] 関連リストにこのパラメーターが表示されない場合は、追加する必要があります。
デバッグセッション中にパターンデザイナーでエラーが発生しました。パターンデザイナーのメッセージに、タイムアウトによって発生したエラーに関する情報が含まれています。 パターンデザイナーは、(ディスカバリー時ではなく) パターンデバッグ中のタイムアウトが原因で失敗します。 デフォルトで、sa.debugger.max_timeout パラメーターは 240 秒に設定されています。

関連する MID Server に対してこのパラメーターの値を増やします。