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はじめに
これまで、ITOM AIOpsの導入プロジェクトでは、プラグイン間の依存関係を調べ、アプリケーションをひとつずつインストールやアップグレードし、アプリケーションマネージャーや複数のテーブルに散らばった設定画面を行き来しながら一件ずつ設定を実施し、さらにあちこちのオンラインドキュメントを参照する——そんな経験はありませんか。
その上、テストインスタンスでやっと設定と動作確認を終えたと思ったら、今度は本番インスタンスへ移行するために同じ作業をもう一度繰り返さなければなりません。加えて、ユーザー教育も考慮する必要があり、効果測定や改善のためのKPIレポートも準備しなければなりません。つまり、製品を稼働させて価値を発揮できる状態にするまでに、何週間、何か月もの時間を導入作業に費やしてしまうのです。
Australiaリリースで提供が開始された「セットアップハブ」機能は、こうした準備作業を支援して導入期間を短縮し、さらに導入後の継続的な運用にも役立ちます。
セットアップハブとは
セットアップハブは、システム管理者がアクセスする管理ホーム上にServiceNowのさまざまな製品(ITOM、ITSM、SPMなど)を一箇所に集約し、モジュール単位で製品の管理とセットアップを行えるようにする新しいアプリケーションです。管理者がアプリケーションマネージャーやStore、大量のオンラインドキュメントを参照する手間を減らし、自社の契約で利用可能な製品をひと目で把握できるため、実装と運用の起点となります。
もうひとつの特徴は、「プロダクトハブ」というモデルを採用している点です。ServiceNowの各製品部門が、それぞれの製品特性に合わせた独自のプロダクトハブを開発してお客様に提供できる仕組みで、ITOMもそのひとつとして提供を開始しました。
今回の初期リリースは、ITOM DiscoveryとEvent Managementを対象としています。今後のリリースでは、それ以外の製品への拡充が期待されます。
ITOMではどのように動作するのか
ガイド付きの設定フローは、ITOMを採用された多くのお客様の導入経験から導き出したベストプラクティスに基づいています。セットアップのステップをスムーズにつなぎ、標準設定を適用するだけで迅速に製品を使えるようになります。ITOMのプロダクトハブでは、以下の機能が提供されます。
- インスタンスを自動的にモニタリングし、必要なアプリケーションがインストールされているかを知らせます。 そのため、契約済みのアプリケーションがインストールされているかの確認に時間を取られることも、最新バージョンへのアップグレードを見落とすこともなくなります。
- サブプロダクションインスタンスでインストールしたアプリケーションや、設定コンソールで行ったさまざまな設定は、自動的にアップデートセットに記録されます。 確認テストを終えたら、記録されたアップデートセットをダウンロードし、本番インスタンスにアップロードしてインポートするだけで適用できます。
- ガイド付きフローに沿って設定を進められます。 わかりやすくたとえるなら、これまでのセットアップが「部品と工具を箱から出して自分で図面を読む」作業だったとすれば、ITOMのプロダクトハブは、組み立て済みのフレームと、次に締めるべきネジを指し示す作業台に近いものです。設定作業で迷子になることもなくなり、ベストプラクティスに沿った迅速な実装と、シンプルでミスのない運用を実現します。
- 設定コンソールでは、検索、設定ステータスの明示、設定アクティビティの自動追跡に加え、Now Assistによるガイダンスも利用できます。 何が完了し、次に何をすべきかを常に把握できます。
デモビデオ
まとめ
セットアップハブの入手方法: ServiceNow Storeから無償で入手可能です。Storeでリクエストしてインストールするだけで、すぐに利用を開始できます。
契約に基づく構成: お客様が実際に保有している製品や機能に合わせて最適化されたエクスペリエンスであるため、自社に関係のある製品やフローだけが表示され、不要なものに煩わされることがありません。
新規導入だけに有効なわけではありません: 新しいバージョンへのタイムリーなアップグレード、設定コンソールでのガイド付き設定を活用した日常の運用、さらにITOM AIOpsの適用領域を拡大しようとしている既存のお客様にとっても同様に有用です。
ITOM AIOpsの導入効果を早く得たいと考えているお客様にとって、セットアップハブは製品の購入から稼働に至るまでの期間を大きく短縮する手段になります。これからITOM AIOpsの導入を計画されているなら、まずはここから始めることを強くお勧めします。