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プラットフォーム設計の重要性に関して、Part 6です。
Part 5 は 👉 こちらです。
ここからは、改善サイクルの回し方と現場で効いた実践例を、都市運営になぞらえて紹介します。
🏛 都市運営に学ぶ“改善サイクル”
都市が住みやすくなるのは、道路整備や市民サービスを改善し続けるからです。
同じように、ServiceNow も改善のサイクルを継続的に回すことが大切です。
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📨 インテーク(市民窓口)
市民の声を一元受付するように、要望・不具合・アイデアをフォームやポータルから収集。
👉 入力を標準化し、誰でも迷わず投稿できる仕組みに。 -
🎯 優先度付け(都市計画会議)
効果 × 実現性 × リスクでスコアリングし、四半期ロードマップに反映。
👉 市の予算会議のように「どの工事を先にやるか」を透明に決める。 -
🧪 設計・実装・テスト(試験施工)
設定優先、カスタムは最小限。ATFとUATを「モデル地区」での試験運用に見立てて品質を担保。 -
🚀 リリース & 定着化(開通式)
新しい道路や施設の開通式と同じ。段階的に有効化し、ガイドや動画を整備。
👉 同時にメトリクスを仕込み、利用状況をモニタリング。 -
📊 効果測定 & 学習(都市ダッシュボード)
SLA、リードタイム、一次解決率、CSAT を追跡。
👉 都市の満足度調査や交通量調査のように、数字で現状を把握し次の改善に活かす。
🧩 実践例(効いた取り組み)
都市改善になぞらえつつ、実際に効果のあった取り組みを紹介します。
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例1:インシデント起票の簡素化(市役所の申請書改革)
必須項目を 12 → 5 に削減、動的表示で迷いを排除。
👉 入力時間を短縮。誤登録率 ↓、一次解決率 ↑、CSAT ↑。 -
例2:標準変更のテンプレ化(都市工事の定型化)
繰り返し作業を標準変更化。自動承認+証跡化で CAB 負荷を 30% 削減。
👉 リードタイム ↓、リスク視認性 ↑。 -
例3:旧カスタマイズの撤去(老朽施設の建て替え)
似た機能を OOTB に置換し、スクリプト 3,000 行を廃止。
👉 アップグレード工数 ↓、障害率 ↓。
まとめ
改善は「受付 → 優先 → 実装 → 定着 → 計測」の 連続設計 です。
小さな勝ちを積み上げ、指標で語る文化を作ることが成功の土台です。
👉 次回は、運用ガバナンスとリリース管理を都市の秩序(ガバナンス)と安全な工事計画(リリース管理)に例えて解説します。
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