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(本稿は、こちらのBlog記事の翻訳です)
ServiceNow®ソフトウェア資産管理 (Software Asset Management、SAM) は、ソフトウェアとクラウドへの支出を、アセットのライフサイクル全体にわたって可視化、コントロール、最適化するプラットフォームです。ソフトウェア、クラウド、契約のデータを単一プラットフォーム上で統合することで、「何を保有し、何を使い、何にいくら支払っているか」がリアルタイムに把握できます。未使用ソフトウェア、コンプライアンスリスク、最適化のチャンスを、発生したその瞬間に発見できます。こうしてつながったインサイトが、IT・財務・調達の各チームを後押しします。これまでの「事後監査」「手作業の後始末」から、「先回りの判断」「自動化されたアクション」へとシフトすることで、リスク、無駄、予算への圧迫を抑えていけます。
ServiceNow AI PlatformのAustraliaリリースでは、Now Assist for SAMに3つの主要機能が追加されています。
- 契約エンタイトルメントデータの抽出
- AIエージェントによるSaaS接続エラーの解決
- MicrosoftポータルにおけるMicrosoft 365 (M365) サブスクリプション割り当ての自動化
また、SAMにも2つの主要機能が追加されます。
- Contract Management Proによる高度な契約ライフサイクル機能
- ライフサイクルレポート作成のガイド付き体験
契約エンタイトルメントデータの抽出
ソフトウェア資産管理担当者にとって厄介な問題のひとつが、エンタイトルメント情報をソフトウェア資産管理ツールに登録する作業の煩雑さです。手作業による入力は数か月を要することもあり、契約更新のたびに継続的な更新作業が発生します。
契約エンタイトルメントデータの抽出機能は、エンタイトルメント情報の登録を自動化することで、ソフトウェア資産管理業務を効率化します。煩雑なデータ入力を取り除き、ライセンスポジションのレポート作成を加速し、複数契約にわたるエンタイトルメント情報の管理をシンプルにします。AIが複雑な法的文書を瞬時に処理するため、大きな負担であると同時にエラーの温床となりがちな手作業による契約書の解読を回避できます。これにより、繰り返しの保守作業に追われることなく、戦略的な業務にリソースを集中投下できるようになります。
AIエージェントによるSaaS接続エラーの解決
SaaSインテグレーションは、APIの変更、認証の問題、スロットリングなどが原因で頻繁に失敗することがあり、その結果データにわずかなズレが生まれます。こうしたズレは手動による調査を必要とし、照合 (リコンシリエーション) を遅らせ、コンプライアンスリスクを招きます。多くの組織では、正確なレポート作成とライセンスコンプライアンスのために必要となる「信頼性の高い、継続的なSaaS消費データ」を確保するための、先回りした可視性と自動化された是正手段が不足しています。
AIエージェントによるSaaS接続エラーの解決機能は、SaaSの健全性マネージャーとして動作します。コネクターを監視し、障害を早期に検出し、根本原因を説明したうえで、自動是正を可能にします。これにより、SaaSデータの信頼性確保、トラブルシューティング工数の削減、コンプライアンスギャップの防止、復旧の加速、そして照合とレポート作成への信頼性向上を実現できます。
MicrosoftポータルにおけるM365サブスクリプション割り当ての自動化
ソフトウェア管理者の方々は、M365ソフトウェアライセンスリクエストをMicrosoft 365ポータル上で手作業で処理することが多く、これは作業量が多く時間のかかるプロセスです。
MicrosoftポータルにおけるM365サブスクリプション割り当ての自動化エージェンティックワークフローは、ソフトウェアリクエストがServiceNow上で承認されると、M365ポータルでライセンスの空き状況を自動的に確認し、ライセンスを割り当てます。このエンドツーエンドの自動化により、M365サブスクリプション割り当て管理に伴う手作業の負担を削減します。
Contract Management Proによる高度な契約ライフサイクル機能
ソフトウェア資産管理担当者は、契約署名後の重要な情報を既存のSAMワークフローからシームレスに参照し、自動で対応する手段を、これまで十分には持ち合わせていませんでした。契約上の義務、更新日、ライセンス条項といった重要なデータが契約管理システムの中に分断されたまま残ることが多く、その結果、コンプライアンスリスク、更新機会の見逃し、意思決定の非効率化、過剰な手作業といった問題を生んできました。
Contract Management Proによる高度な契約ライフサイクル機能は、SAM EnterpriseとContract Management Professionalの間にシームレスな統合を実現することで、契約署名後のライフサイクル管理を一段引き上げます。本機能には義務管理、更新管理、メタデータ抽出が含まれており、ソフトウェア資産管理担当者がコンプライアンスの確保、リスクの軽減、更新業務のサポート、そしてSAMワークフロー内でのよりスマートな意思決定とレポート作成に取り組めるようになります。
ライフサイクルレポート作成のガイド付き体験
正確で一貫性のあるソフトウェアライフサイクルレポートの作成は、これまで負担が大きく難しい作業でした。アクティビティが複数のSAMツールに分散し、どこを起点に進めればよいかが見えづらく、推奨される進め方を示す指針もほとんどなかったためです。この断片化により、ソフトウェア資産管理担当者は手作業と暗黙知に頼らざるを得ず、進捗の追跡、影響の把握、そして変わり続けるソフトウェア環境に合わせたレポートの更新が、いずれも難しい状況に置かれてきました。
ライフサイクルレポート作成のガイド付き体験は、適切な順序で適切なアクティビティへとユーザーを段階的に導き、必要なツールをすべて一つの最適化されたフローに集約することで、これらの課題を解決します。ライフサイクルレポートを繰り返し実行可能かつ長期的に保守しやすい体系にすることで、インサイトの取得が加速し、一貫性が高まります。ソフトウェア環境が進化していくなかでも、自信を持ってレポートを更新していけるようになります。
Australiaリリースでは、他にも下のような機能が加わっています。その他の機能・拡張については、Australiaリリースノートをご確認ください。
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| パターン正規化の拡張 | 拡張されたパターンベースの正規化ルールを活用することで、ソフトウェアモデルディスカバリのプロセスを効率化します。ソフトウェアディスカバリモデルの軽微な差異ごとに、手作業で正規化ルールを更新・新規作成する必要がなくなります。本ルールがソフトウェアモデルデータの多様なパターンとバリエーションを自動的に認識・照合し、ディスカバリされたパブリッシャー、製品、バージョン、エディションの値がServiceNow®リポジトリとシームレスに整合します。 |
| Oracle WebLogic Suiteのライセンス対応 | 異なるデプロイメントモデルと利用パターンに合わせた柔軟なライセンスオプションをご利用いただけます。Oracle WebLogic Suiteに対するPer ProcessorとNamed User Plus (NUP)の両メトリクスをサポートする、包括的なライセンス管理を提供します。拡張されたサポートは、フラッグシップであるSuiteエディションを含むWebLogic製品ファミリー全体を網羅します。 |
| Microsoftサーバーインフラ・ライセンス消費レポート | すべてのMicrosoftサーバー製品のインストールとライセンスメトリクスごとの利用状況について、統合レポートでインサイトを取得できます。本レポートはデバイスごとのインフラデータと、ライセンス利用状況・適用除外を集約します。未ライセンスや無視されたインストールなどの適用除外に対する詳細な根拠を取得でき、ITリソースの監視・分析・最適化を容易にします。 |
| ライセンス利用状況の拡張 | 拡張されたライセンスルールにより、レガシーのMicrosoft SQL Server Enterprise Editionライセンス(Software Assurance (SA)付きのServer+CALライセンスモデル)を最適化します。1つのサーバーライセンスで最大4つの仮想マシンをカバー可能です(これらのVMの合算処理能力が任意の時点で20ハードウェアスレッドまたはコアを超えない場合)。 |
| SAP OAuth認証 | SAP ABAPのオンプレミス統合に対する強化されたOAuth 2.0認証により、セキュリティを向上できます。本機能は、ソフトウェア資産管理アプリケーションをSAPシステムと統合するための、より安全でコンプライアンス準拠かつ将来性のある手段を提供します。 |
| Windows ServerプロセッサーライセンスのAzureクラウドへの持ち込み | Azure上でのPer ProcessorライセンスモデルによるMSFT Windows Serverのライセンスルールに対応します。 |
| Microsoft SQL Serverのクライアントサーバーライセンス管理 | Server/CALモデル上のMSFT SQL Server Enterpriseのライセンスルールに対応します。 |
| Database向けOracle GLAS検証 v25.2 | 仮想化向けのOracle v25.2データ収集要件に対応した、GLASアプリとレポートの拡張。 |
| Salesforce CRM連携の認証をシンプルに | ServiceNowとSalesforce CRMの連携にClient Credentials grant typeを導入。認証情報の再入力が不要になり、ユーザーベースでない認証もサポートします。 |
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