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(本記事は、2021年4月14日(米国時間)付けで米国ServiceNow, Inc. が公開したブログ記事の翻訳です)
昨年から今年にかけての1年間、企業は収益を守りながら事業継続性を維持し、分散型の職場環境での生産性を高めるため、これまで以上にデジタルトランスフォーメーション(DX)への意識を高めることとなりました。そうした状況下で、あらゆる企業にとって効果的なクラウド戦略を掲げることは、DXを推進していく上での重要な要素と言えます。
IT部門が最善のクラウド戦略を構築するためには、単一のデータモデルと企業間で統合されたシステムが求められます。これらにより、ITのライフサイクル全体を1つのビューで管理しながら業務を行えるようになり、クラウドベースの単一プラットフォーム上で、計画を事前に立て、優先順位を付けながら最適化を図ることができます。
クラウド最適化における目標を共有
ServiceNowとオラクルは、リアルタイムで分析し、よりスマートに意思決定できる単一のデータビューを構築することで、企業のDXの取り組みを加速するという目標を共有しています。この度、ServiceNowとオラクルは、クラウド環境最適化のためServiceNow ITOM VisibilityとOracle Cloud Infrastructure(OCI)の連携を発表しました。
この連携により、OCIインスタンスがプロアクティブに変更を可視化するため、両社共通のお客様はビジネス部門がどのような影響を受けているのかを把握することができます。さらにこの統合はお客様の既存インフラストラクチャをサポートするというServiceNowの目標をさらに推進することとなり、Now Platformはお客様のワークロードを実行している場所がオンプレミス、主要クラウドベンダー、あるいはその両方のいずれの場合においてもサポートできるようになります。
ServiceNowのオペレーションズ・マネジメント(ITOM、ITAM、セキュリティ)およびデータファウンデーション担当 バイスプレジデント 兼 ジェネラルマネージャーのジェフ・ハウスマン(Jeff Hausman)は次のように述べています。
「当社とオラクルの今回の連携により、企業の分散したチームはどこからでも、優れた従業員体験を構築し、強力なビジネスインサイトにアクセスしながら、製品やサービスを迅速に提供することができ、生産性をシームレスに高めることができます。Now PlatformとOCIを活用しているお客様は、クラウド投資の価値を最大化するシームレスな体験と、AI(人工知能)の力を活用したプロアクティブなオペレーション能力という、両ソリューションの長所を手に入れることができます」
Oracle Cloud Infrastructure 製品、業界、パートナーシップ担当 バイスプレジデントのスコット・トワドル(Scott Twaddle)氏は次のように述べています。
「エンタープライズのお客様のマルチクラウド環境への移行が進むなか、すべてのクラウド・リソースを簡単に管理する方法が求められています。今回の連携は、オラクルやその他の主要クラウド・プロバイダーを利用してビジネスに重要なアプリケーションを実行しているすべてのお客様にとって大きな前進です。お客様は、既存のServiceNow Service Portalを使ってオラクルを含むすべてのクラウド・リソースを表示、管理できるようになります。」
クラウドの可視化が容易に
製品やサービスの提供を管理しながらワークロードの移行を可視化することは、特に企業が完全なリモートワークモデルやハイブリッドワークモデルに移行している場合、容易ではありません。
ServiceNowのITOM VisibilityソリューションとOCIを組み合わせることで、マルチクラウドのIaaS(Infrastructure as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、CaaS(Container as a Service)のリソースを完全に可視化することができます。ServiceNowの包括的なIT資産データにより、企業のチームは、変更の可視化、インシデントの追跡、ソフトウェアライセンスのコンプライアンス義務の遂行などのタスクを実行することができます。
実際、オラクルはServiceNow DiscoveryとSoftware Asset Managementの両ソリューションを、オラクルの契約上イベントおよびソフトウェア監査向け第三者ツールとして既に検証済みです。
また、この統合によりチームが分散している場合でも、どこからでもクラウドネイティブな環境を追跡でき、増大するビジネスニーズに対応するために製品の迅速な提供が可能になります。たとえば、ITチームは標準化されたクラウドタグを使用してインフラストラクチャとサービスをマッピングし、問題の特定と修復を即座に行うことができます。
AI主導のワークフローの実現
今日の厳しいビジネス環境において問題が発生したときに、それを対応するための組織のリソースや処理能力は限られています。OCIとServiceNowのAI-Powered Service Operationsを活用することで、企業はユーザーに影響を与える前に、問題を予測・予防することができます。
また、単一の統一されたエージェントフレームワークを使用することで、ITチームは脆弱性やソフトウェア資産管理をより適切に管理し、インテリジェントワークフローを活用してインシデント対応を自動化することができます。これにより、お客様はプロセスを円滑に実行し、問題が発生しても顧客体験に影響を与えることなく、管理するエージェントの数を減らすことができます。
今回の連携は、既存のServiceNowとオラクルの環境を見直す必要なく、ServiceNow Storeからダウンロードして実装することができます。
関連資料
日本オラクルが本日発表した抄訳リリースはこちらをご参照ください。
「Oracle Cloud Infrastructure、マルチクラウド管理向上に向けServiceNowの連携を発表」
https://www.oracle.com/jp/corporate/pressrelease/jp20210420.html
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