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ServiceNow Employee
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※当記事は2025年8月時点の情報を元に記載しています。

みなさま、こんにちは!ServiceNow Japan トレーニングチームです。

このブログでは、ServiceNow の新しいアプリ開発環境 ServiceNow Studio についてご紹介いたします。

 

<本記事のターゲット>

・過去に ServiceNow のカスタムアプリを”Studio” (旧開発環境) で開発したことがある方

・過去に ServiceNowアプリ開発の基礎トレーニング (ADF: Application Development Fundamentals コース)を受講したことがある方

※これからアプリ開発の勉強をするというフレッシュな方は、こちらのラーニングパス資料内の"開発者向けラーニングパス"を参考にトレーニングを受講ください。

※ServiceNowのアプリ開発の全体像についてはこちらのブログ記事もご参考ください。

 

ServiceNowのアプリ開発をしたことがあるけど、まだ新しい ServiceNow Studio 開発環境は触ったことがないという方は、是非これを機会にキャッチアップしてみていただけたら幸いです。また今後認定アプリケーション開発者(CAD)の認定資格を受験する方も、試験対策のためにキャッチアップを強くおすすめいたします!

 

 

◆ServiceNowの新アプリ開発環境 "ServiceNow Studio"

2024年後半にリリースされた Xanadu Patch 3バージョンより、新アプリ開発環境 "ServiceNow Studio" が使用可能になりました。これまで長らく ServiceNow アプリの開発環境として使用されてきた "Studio" ("Studio IDE"とも呼ばれる) の後継にあたるものです。

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旧来の開発環境 "Studio" では、アプリ開発を行う際に、必要に応じて他開発ツールを別画面で立上げて作業したり、アプリ切替えや展開作業など別画面での操作が必要なことが少なくありませんでした。それに対し、新 ServiceNow Studio は統合的な画面UXにより、開発作業が1つの画面エクスペリエンスでシームレスに進められるようになります (現在も継続的に進化中)。

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※旧 Studio  は 2026 年第 1 四半期 Australia リリースまでサポートされる予定です。

※新旧環境の呼称について:"Studio" と "ServiceNow Studio" という、それぞれ非常に似た名前になっておりますが、一部のサイトや過去のドキュメントでは、一部混合されて表現されているものが見受けられますのでご注意ください。

 

この記事では以降、それぞれのアプリ開発環境を「旧 Studio」「新 ServiceNow Studio」とそれぞれ表現します。

 

 

◆旧 Studio と変わるところ / 変わらないところ

一般的にServiceNowのカスタムアプリ開発は、アプリの構成部品をパーツとして追加しながら組立てるように構築する仕組みになっています(アプリスコープと呼ばれるアプリの枠or箱のようなものに、テーブルやフローロジックやUI要素などのコンポーネントを追加し、機能を肉付けしながらアプリを組立てていくイメージ)

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このようなアプリ開発の仕組みや進め方は、新ServiceNow環境での開発でも変わることはなく、旧 Studio と同様の感覚で構築を進めることができます。開発者にとってより便利な画面で効率よくアプリ構築を進めることができるようになります。

 

もちろん機能面でも開発者にとって便利なエクスペリエンスや機能が新たに追加されています。主要なものとしては、

開発エクスペリエンスが向上!

優れた応答性やパフォーマンス、ルック&フィールが向上し、効率的な開発体験を得ることができます。

複数のアプリを同時に開発可能!

複数のアプリを同一の画面上で(都度切替える必要なく)開発することができます。

生成AIによる自動生成機能!

実装したい内容を自然言語で入力すると、アプリやその構成要素(Flow や Catalog Item、Playbookなど)を生成AIが自動的に構築してくれる機能が使えます(※Now Assist for Creator サブスクリプションが必要)こちらこちらデモを是非ご覧ください。

更新セットを開発環境内で扱える!

Platform UI 画面と行き来することなく、開発環境内で更新セットを扱うことができます。

 

※新ServiceNow Studio の機能について詳細は公式Docs、及び、こちらのコミュニティ記事などもご参考ください。

※ソースコントロール (Git連携) の機能は、2025年第3四半期リリース予定のZurichバージョンからの対応予定となります。詳細はこちらをご確認ください。

 

 

◆日本語トレーニングの提供予定

新ServiceNow Studioでのアプリ開発に対応した日本語トレーニングの提供は下記を予定しています。

Application Development Fundamentals (ADF : アプリケーション開発の基礎コース)
 日本語版クラスルーム形式 ※2025/10以降予定のアップデート版で提供開始
 日本語版オンデマンド形式 ※2025/10以降予定のアップデート版で提供開始

2025年8月時点では日本語版コースは旧Studio IDEを使用した学習内容となっております。が、前項の通り、新ServiceNow Studioでも旧 Studio でのアプリ開発の進め方や仕組みはそのまま踏襲されているため、旧開発環境で学んだ知識や知見をそのまま十分に役立てて開発を行うことができます。過去に Studio でのアプリ開発を学習済みの方も、新開発環境について次項を参考に是非キャッチアップをしてみてください!

 

 

◆新 ServiceNow Studio キャッチアップのススメ

最後に新 ServiceNow Studio をスムーズにキャッチアップするためのリソースを紹介します!

 

YouTube の開発デモ動画をチェック!

ServiceNow Community チャンネルのこちらの動画では ServiceNow Studio の解説に加えて、実際の開発デモを見ることができます。新しい開発画面とその使い方をイメージしながらキャッチアップいただけるかと思います。

 

ServiceNow Docs の記事をチェック!

公式ServiceNow ドキュメントサイト内のServiceNow Studioの記事にて、新開発環境の概要や機能詳細を知ることができます。最新情報や機能詳細について詳しく知りたい場合は、Docsを一次ソースとして活用しご確認ください!記事内も埋め込まれているビデオも参考にしてみてください。

  

PDIで実際に触ってみる!

百聞は一見に如かず。実際に画面を動かして試すことが、学習には何より効果的です!

ServiceNow Developerのサイトから取得できる試用環境(PDI:個人開発者インスタンス) にて、 ServiceNow Studio を誰もが無料で実際に触っていただくことができます(是非最新バージョンのインスタンスでお試しください!)

上記でもご案内の通り、既に旧Studioでアプリ開発経験のある方は、同じような感覚でアプリ開発を試してみることができますので、サンプルアプリを作ってみたり、旧 Studio 環境で作ったアプリを新しい ServiceNow Studio で開いてみたりして、新たな開発画面のエクスペリエンスを是非試してみてください!

※2025年8月時点では生成AIを利用した自動生成機能はPDIでは使用できません

 

英語版の最新アプリ開発コースをチェック!

アプリ開発の基礎コース(ADF : Application Development Fundamentals)英語版では、既に日本語版に先駆けて、新 ServiceNow Studio による開発を含めた最新コンテンツとして公開されています!英語版のオンデマンドコース(無料)に登録してeBookテキストで最新情報をチェックいただく、あるいはラボ演習を一通り実施していただくだけでも、効果的&効率的に新 ServiceNow Studio の使い方をキャッチアップすることができます。是非学習ににお役立てください!(演習シナリオは過去バージョンのコースと同じ内容です)

ADF : Application Development Fundamentals (アプリケーション開発の基礎コース)
 英語版 クラスルーム形式
 英語版 オンデマンド形式

 

 

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いかがでしたか?

ServiceNow は開発領域に限らず常に最新技術を取入れた進化を続けており、今後も更なる開発エクスペリエンスの向上進化をさせています。今回ご紹介した新開発環境 ServiceNow Studio についても、是非気軽に触って&楽しみながらキャッチアップしていただけたらと思います。

今後も是非トレーニングなどをうまく活用しながら理解やスキルを深めてみてください。