Naoki H
ServiceNow Employee
ServiceNow Employee

(本記事は、こちらのBlog記事の翻訳です)

Utah release hero banner.jpg

 

 

 

 

 

 

Utah リリース、および直近のストアリリースを通じて、ITOM Visibility に革新的な機能が加わりました。


不安定な経済情勢の中でも、企業・組織が好機を逃さず活用するには、信頼できるデータインテリジェンスに基づいて戦略的な意思決定および日々の業務における意思決定を下すことが重要です。Utah リリースでは、ITOM Visibility の機能が Kubernetes を含むコンテナ環境に拡張され、データ駆動型の意思決定が一層強力にサポートされるようになりました。


Kubernetes Explorer は、コンテナインフラストラクチャにおける詳細かつ高度なコンテキストを可視化する機能で、Cloud Operations Workspace から呼び出すことができます。Cloud Operations Workspace は、複数のクラウドプロバイダーにまたがって運用されるコンテナを含むクラウドリソースを可視化したり、時系列の変化を確認したりできるワークスペースです。

 

Kubernetes Explorer.png


Cloud Operations Workspace の可視化機能は、AWSおよびAzure向けのService Graph Connector、Agent Client Collector (ACC)、エージェントレスクラウド検出などとの連動によって実現されています。こうした機能を通じ、自動化された形で、リアルタイムに近いデータを収集します。Utah リリースでは、AWS イベントや Azure の変更を処理するサービスも大幅に改善されました。


2022 年末に、ServiceNow Store にて Cloud Native Operations (CNO) を実現するためのイノベーションが発表されました。この時点では、Kubernetes 環境上に自動スケーリングが可能な MID Server と ACC を展開する機能が含まれていました。Utah リリースにて、クラウドネイティブなユースケースだけでなく、他のクラウドやオンプレミス環境などのスキャンに自動スケーリング対応の MID Server が活用できるようになりました。これにより、検出のためのリソースを効率的に使用できる MID Server を活用できるようになります。設計・パフォーマンスに柔軟性が生まれ、さまざまな環境に適合します。コンテナからMIDサーバーを実行し、実行するインスタンス数を自動的に増減させる、CPU・RAM の使用率を最適化する、理想的なネットワークウィンドウでスキャンを実行するといったことが可能となり、検出の効果と効率が向上します。

 

Autoscaling containerized MID Server.png

 

クラウドおよびコンテナ検出の自動化と最適化によって、クラウドリソースの効果的な活用とセキュリティの向上を同時に達成できます。加えて、透明性とプロアクティブな対応の能力を備えることもできます。Utah リリースに至るまでの直近のストアリリースを経て、Discovery によってコンテナ内のソフトウェアの検出が可能となりました。これにより、コンテナのスケーリングに応じてソフトウェアライセンスの使用を適正化し、コストと支出をより強力に管理できるようになります。Aqua Trivy ファイルの設定方法とコンテナイメージスキャンのセットアップ方法については、こちらのドキュメントを参照してください。

 

Software discovery inside containers.png

 

2022 年の第 4 四半期以降、ServiceNow は数社のお客様に対して、数十ものサービスをいかに迅速にマッピングできるかをデモンストレーションする機会がありました。多くの場合、半日も経たずにマッピングが完了しています。このような迅速なマッピングは、TCP トラフィックをモニタリングし、バックグラウンドプロセスの機械学習 (ML) にフィードすることによるサービスの自動提案によるものです。エントリーポイントとカスタムパターンは、もはや必須ではありません。ServiceNow Store でのアップグレードを通じて、サービスの自動提案機能をぜひ活用してみてください。

 

Automated ML service mapping suggestoins.png

 

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