
- RSS フィードを購読する
- 新着としてマーク
- 既読としてマーク
- ブックマーク
- 購読
- 印刷用ページ
- 不適切なコンテンツを報告
ServiceNowのアーキテクトとしてキャリアを積んでいく中で「より広い視点で課題解決に臨み、提案の説得力を高めたい」と考えている方におすすめしたいのが、テクニカルアーキテクトの最高峰CTA(Certified Technical Architect)プログラムです。
このブログでは、実際にCTAプログラムに挑戦し、認定を取得された3名の方にインタビューのご協力をいただきました。
リアルな体験談をもとに、これからCTAを目指す方が、挑戦のイメージを持ちやすくなるよう、プログラムの内容、得られた学びをお届けします。
今回インタビューにご協力いただいたのは、富士通株式会社 中村正汰さん、石川大地さん、大谷ひささんです。
この場を借りて御礼申し上げます。
***
CTAを目指した理由を教えてください
中村さん
CTAを目指したのは、単なるスキルアップだけでなく、「社内外で信頼される存在になりたい」という想いがありました。ServiceNowのイベントでCTAホルダーが登壇する姿を見て、その存在感と認知度が上がってきていると感じたことも動機になりました。また、自身のプリセールスという立場でも「CTAホルダー」という肩書きは、お客様にとって安心材料になると考えました。
石川さん
石川さんはServiceNowアーキテクトの入口となるArchXプログラムに参加し、その後社内でアーキテクトとして活躍されていました。上司からの推薦もあり、参加を決意。ArchXをきっかけに視野が広がり、次のステップとしてCTAに挑戦することは自然な流れだったそうです。
大谷さん
業務では、ServiceNow導入後のカスタマイズ、メンテナンスが中心とのことで、業務に役立つCIS-ITSMやHAMを取得後、次の目標を探していたタイミングで、主管の方からの勧めもあり挑戦を決められたそうです。
CTAプログラムは実際どんな内容ですか?
CTAプログラムは約12〜13週間の濃密なプログラムです。グループワーク+毎週のケーススタディ発表+英語での試験という実践型の構成になっています。1週間の流れは次のような感じです。
1週間の過ごし方
- 土日〜月曜:オンデマンド教材による自己学習、課題の読み込み
- 火曜:グループワークでその週のテーマについてディスカッション
※グループごとに、都合の良い時間を調整して実施 - 水曜:グループから1名プレゼン担当者を決め、担当者がドラフトを作成。グループでブラッシュアップ
- 木曜朝:プレゼンの録画を提出
- 金曜:全体が集まるオンラインセッションにて、毎週2つの代表チームが発表し、参加者からフィードバック
発表は毎週テーマが決まっており、たとえば
- CMDB設計のベストプラクティス
- 暗号化要件とセキュリティ設計
- アーキテクチャ標準の策定
- CSDMの適用と組織のロードマップ設計
など、架空企業の課題に対してCTAとしてどう提案するかを考え、ディスカッションし、プレゼン形式で発表します。
プレゼンの担当はグループ内ので持ち回りで、全員が提案作成から発表、ディスカッションを経験します。
まさに、実務さながらの提案作業を3か月続けるので、実践力が徹底的に鍛えられます。
今回日本人4名のチームだったので、グループディスカッションは日本語で行ったそうです。
最終試験のスタイル
プログラムの締めくくりは英語での口頭試問です。出題されたお題に対し、2分で考え、2分半で英語で説明し、AIが採点を行います。
例えば「CMDBのデータ品質課題をどう解決するか説明してください」
といった問いに、構造化された説明とキーワードを網羅することが求められます。
さらに、選択式のオンライン試験も実施され、総合的なアーキテクト力が問われます。
CTAオンライン試験については、ブループリントが用意されていますので、参考にしてみてください。
プログラムを通じて得たものを教えてください
CTAプログラムは、単なる資格取得を超えた実践型のアーキテクト育成プログラムです。毎週のケーススタディで実務に即した提案の訓練を重ね、英語でのプレゼン力、提案ロジックの構築、コミュニケーション力、リーダーシップが鍛えられました。
特に印象的だったのは、同じテーマでもチームごとに提案の方向性が異なること。自分の判断軸が磨かれると同時に、他の視点を取り入れる柔軟さも身につきました。
英語でのプレゼンには不安がありましたが、日々の準備と英語についてはテクノロジーをフル活用して乗り越えました。そして何より、3か月間ともに挑戦した仲間の存在が本当に大きかったです。互いに支え合い、刺激し合えたことは、今後も続く財産です。
この経験が今後どう活きると思いますか
CTAプログラムを経験したことで、よりお客様のビジネス成果に直結する提案ができる自信がつきました。単に製品を説明するのではなく、「なぜその機能を選ぶべきか」「それによって何が変わるのか」をメリット・デメリット含めて説明し、関係者を巻き込む力が求められると実感しています。
また、CTAホルダーとして、今後は社内外への情報発信や後輩育成にも積極的に関わり、学んだ知識と経験を還元していきたいと思っています。
これからCTAを目指す方へメッセージをお願いします
もし今「英語が不安」「業務との両立が難しそう」と迷っている方がいたら、声を大にして言いたいです。
迷うくらいなら、ぜひ挑戦してみてください!
英語もテクノロジーを味方につければどうにかなりますし、準備は工夫次第で時間を確保できます。そして何より、このプログラムを通じて得られるのはスキルや知識以上に、自分自身への自信と、新しい仲間との出会いです。
エンジニアからアーキテクトを目指す方、キャリアの次の一歩を探している方には、CTAは本当に価値ある挑戦だと思います。
あなたの挑戦を応援しています!
***
ServiceNowは、AI時代に求められるスキル習得と個人の成長を支援する革新的な学習体験「ServiceNow University」をご用意しています。
CTAを目指す方はもちろん、様々な学びの機会が揃っています。
思い立ったら吉日、学びの第一歩を踏み出してみませんか?
- 1,988件の閲覧回数
ここにコメントを追加するには、ご登録いただく必要があります。 ご登録済みの場合は、ログインしてください。 ご登録がまだの場合は、ご登録後にログインしてください。