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(本稿は、こちらのBlog記事の翻訳です)
企業・組織は、新しい会計年度の始めなどの節目に戦略のロードマップを見直し、戦略と重要施策のすり合わせを行います。このとき、トレードオフの関係にある物事に対して決定を下す際には、多くの要素を念頭に入れる必要があります。なかでも重要な要素の 1 つに、重要施策を進めるのに十分な人的リソース (要員) を確保できるか否かという点が挙げられます。十分な要員がいなければ、その奪い合いやデリバリの遅延につながりかねません。その結果、手戻りが生じて計画立案・策定に要した労力が無駄になったり、大きな遅延や混乱を招いたりする危険を孕んでいます。 そうしたことから、人的リソースを可視化して計画の初期プロセスに組み込むことで、デリバリを迅速化し、遅延なくイニシアチブを成功させるための仕組みが求められています。
Washington, D.C. リリースおよび直近のストアリリースにおいて、ServiceNow 戦略的ポートフォリオ管理 (SPM) では新たに計画プロセス中に人的リソースの空き状況を可視化し、重要施策と戦略のすり合わせを一層効果的に行えるようにする機能が加わりました。人的リソースの競合を計画して解決するための専用ワークスペースから、エンタープライズアジャイルプランニングまで、リソースがすべて 1 箇所で可視化されます。
ただし、人的リソースは意思決定を左右する多くの要素の 1 つに過ぎません。もう 1 つの重要な要素を挙げるとすれば、それはプロジェクトのコストでしょう。そこで、SPM と Source-to-Pay (サプライヤの選定から支払いに至るエンドツーエンドの調達プロセス) を統合することで、企業・組織はデマンドとプロジェクトの財務を包括的に把握できるようになりました。
SPM では、個々のニーズに沿った着眼点でポートフォリオを管理するためのレンズを定義できます。今回新たに、SPM を使用するエンタープライズアーキテクトをサポートするために、ロードマップを計画する際に機能のポートフォリオを作成できるようになりました。エンタープライズアーキテクトは、エンタープライズアーキテクチャワークスペースを活用し、ビジネスアプリケーションと機能のロードマップを直接確認できます。
新しいリソース管理ワークスペース、エンタープライズアジャイルプランニング、エンタープライズアーキテクトをサポートするレンズ、財務ビューの向上により、計画はかつてないほど簡単になりました。
リソース管理ワークスペース
要員配置を担う責任者が、複数のチームの人的リソースを監視し、競合を迅速に特定して解決するための専用ページが設けられました。
- ひとつの画面上で、人的リソースの全体像を把握しつつ、要員割り当ての承認・非承認を決定
- 動的なリソースボードを作成し、要員管理を容易に
- リソースの競合を検出して対処し、プロジェクトの遅延を回避
エンタープライズアジャイルプランニング
ServiceNow エンタープライズアジャイルプランニング (EAP) ソリューションは、デリバリ組織が先進的なモデルに則って業務を遂行するためのサポートを担います。EAP は、戦略的計画と資金調達をアジャイルデリバリと整合させ、アジャイルプラクティスを効果的に拡大します。これにより、商品化までの期間 (Time to market) が短縮され、既存のチームの生産性が向上し、自信を持って投資に関する意思決定を行えます。
- プロダクトマネージャーにとっての施策、およびアジャイルチームリーダーにとってのチームの優先度設定・計画・管理を容易にする、新しいバックログと計画ボードエクスペリエンス
- Scaled Agile Framework (SAFe) に基づく場合、プリインストールの構成を使用する、またはカスタム構成を作成することによる、作業アイテムのタイプ、チームレベルの構造、計画カレンダーの構造の定義
- 計画ボード上での、ユーザーストーリー間の依存関係の定義と可視化
リソースの計画からアサイン
Next Experience UI で構築され、シングルステップの移行ツールを備えたリソース計画・ファイナンス計画ツールを活用できます。
- 要員計画に基づいて割り当てを実行。既存のプロジェクトやその他の作業アイテムに対するキャパシティプランニングと強化されたリソース管理を実現
- プロジェクトワークスペースと計画ワークスペースで属性ベースのコスト計画を同時に生成
- オペレーショナルな作業に対する要員割り当てを実施。要員割り当ての責任者とプロジェクトマネージャーがキャパシティ計画とリソース配分の決定を行う際にすべての作業を考慮
ビジネスケイパビリティレンズ
エンタープライズアーキテクトは、戦略的計画ワークスペースまたはエンタープライズアーキテクチャワークスペースから、ビジネス機能、サブ機能、アプリケーション、関連する計画アイテムのポートフォリオを作成し、ビジネスアプリケーションを戦略的に管理できるようになりました。
- SPM Pro と APM の両方のライセンスを有するユーザーは、新しいビジネスケイパビリティレンズを使用してポートフォリオを作成
- APM ユーザーは、エンタープライズアーキテクチャワークスペース内からビジネス機能階層のロードマップに素早くアクセス
さらなる詳細については、リリースノートを参照してください。もしくは、コンタクトフォームから ServiceNow のエキスパートにお問い合わせください。本稿で紹介した機能は、ServiceNow ストアにてダウンロードできます。また、SPM の製品ページも併せてご覧ください。
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