Flow Designer の探索
フローデザイナー は、フローの作成に使用されるデフォルトの Now Platform プロセス自動化ビルダーです。フローデザイナー は、従来の Workflow グラフィカルエディターに代わるものです。
フローデザイナー のメリット
フローデザイナー は、プロセスオーナーと開発者に次のメリットをもたらします。
- 反復作業を自動化し、効率とエクスペリエンスを向上させます。
- 技術者以外のユーザーがワークフローの内容を理解できるように、ワークフローを自然言語で説明します。
- ビルダーが利用可能なパスと接続を確認できるように、フローを図として表示します。
- 単一のインターフェイスからワークフローを作成およびテストし、想定どおりに動作することを確認できます。
- 該当分野のエキスパートが再利用可能なアクションを開発してフロー作成者と共有できるようになり、プロセスの自動化が促進されます。
- アップグレードのコストが削減され、安全にアップグレードできる Now Platform のロジックが複雑なカスタムスクリプトの代わりとなります。
- 再利用可能なアクションのライブラリが提供され、開発コストが削減されます。
- 統合および Robotic Process Automation (RPA) 機能の個別のサブスクリプションで拡張します。
フローデザイナー の統合
追加のサブスクリプションとスポークで フローデザイナー の機能を拡張します。
| サブスクリプション | 説明 |
|---|---|
| 統合ハブ | フローを構築して、外部インスタンスおよびサードパーティシステムと統合します。スポークとして提供される統合アプリケーションをインストールするには、統合ハブ が必要です。 |
| Robotic Process Automation (RPA)ハブ | Microsoft Windows システムでロボットを動かすフローを構築します。 |
| ERP Customization Mining (ERP-CM) | ERP (エンタープライズリソースプランニング) システムのすべてのカスタマイズを特定します。 |
フローデザイナー コンポーネント
フローデザイナー は、次のコンポーネントで構成されています。
- フロー
- 「フロー」は、トリガーと一連の再利用可能なアクションからなる自動化されたプロセスです。トリガーは、フローを実行するタイミングを指定します。アクションは、データに対して一連の操作を実行します。たとえば、VTB のフローのサンプルは、優先度 1 のインシデントが作成されるたびに VTB カードを作成してアサインします。フローの構築および管理にあたっては、アプリケーションやプロセスが使用する Now Platform のテーブルおよびフィールドについて、ある程度の知識が必要になります。プロセスアナリストは、利用可能なアクションを使用してフローを作成したり、既存のフローをコピーしてテンプレートとして使用したりすることができます。「フローの構築」を参照してください。
- フロー実行の詳細
- フロー実行の詳細ページを使用すると、フロー作成者はアクションまたはフローに関するランタイム情報を設計環境から直接表示できます。現在の状態、実行されたアクションまたはステップ、生成された出力値、生成されたエラーなどの詳細を表示できます。「フロー実行の詳細」を参照してください。
- フローエラーハンドラー
- フローエラーハンドラーを使用すると、フロー実行の詳細からエラーを検出して報告できます。一連のアクションとサブフローを実行して、問題を特定して修正します。たとえば、エラー発生時に、フローログ出力値を取得し、通知を送信し、修正サブフローを実行するようにします。「フローエラーハンドラー」を参照してください。
- サブフロー
- 「サブフロー」は、一連の再利用可能なアクション、データ入力、およびデータ出力からなる自動化されたプロセスです。フローとは対照的に、サブフローにはトリガーがなく、代わりにフロー、別のサブフロー、またはスクリプトからの呼び出し時に実行されます。サブフローの構築および管理にあたっては、アプリケーションやプロセスが使用する Now Platform のテーブルおよびフィールドについて、ある程度の知識が必要になります。プロセスアナリストは、利用可能なアクションを使用してサブフローを作成したり、既存のサブフローをテンプレートとして使用したりすることができます。「サブフローの構築」を参照してください。
- アクション
- 「アクション」は、コードを書かなくてもプロセス アナリストが Now Platform 機能を自動化できるようにする再利用可能な操作です。たとえば、[レコードを作成] アクションによって、プロセス アナリストは、特定の条件が発生したときに特定の値を持つ特定のテーブルにレコードを生成することができます。[レコードを作成] のような ServiceNow コアアクションでは、Now Platform テーブルとフィールドに精通している必要があります。アクションデザイナーは、アプリケーション固有のアクションを作成して、構成の詳細をあらかじめ設定することができます。たとえば、[インシデント タスクを作成] アクションを作成すると、アクションが使用されるたびにプロセス アナリストが正しいテーブルとフィールドの構成を使用するようになります。関連するスポークを有効化することによって、アプリケーション固有のアクションを追加できます。 「フローデザイナー アクション」を参照してください。
- スポーク
- 「スポーク」は、特定のテーブルを管理するための フローデザイナー アクションとサブフローを含むスコープ対象のアプリケーションです。たとえば、[ITSM スポーク] には、インシデントレコードと問題レコードを管理するためのアクションが含まれています。ServiceNow ストアから追加のスポークを有効にするか、適切なプラグインを有効にできます。独自のスポークを構築するには、Now Platform のアプリケーション開発に精通している必要があります。利用可能なスポークの一覧については、「スポーク」を参照してください。
- ステップ
- ステップは、アクション内で再利用可能な単一の操作です。たとえば、[レコードを作成] ステップでは、アクションデザイナーがレコード作成時に使用するテーブルとフィールドの値を指定できます。ステップを設定するには、アプリケーションのテーブル、フィールド、およびビジネスロジックに関する専門分野の知識が必要です。アプリケーションデザイナーまたは IT ゼネラリストは、アクションデザイナー デザイン環境のアクションにステップを追加します。フローデザイナー は、Now Platform プロセスを自動化する一連の ServiceNow コアステップを提供します。関連するスポークを有効化することによって、アプリケーション固有のステップを追加できます。「フローデザイナー のステップ」を参照してください。
フローデザイナー の環境
フローデザイナー 環境は、次のインターフェイスで構成されています。
- フローデザイナー ランディングページ
- アクション、フロー、サブフロー、または実行の詳細にアクセスしたり、作成します。
- フローデザイナーの設計環境
- トリガーを定義し、アクションを追加して、フローを作成および編集します。フローをテストして、正常に完了したかどうかを確認し、生成されたランタイム値を確認します。フローを有効化してインスタンス上で実行できるようにし、現在のアクション、入力、およびシーケンスを追加の構成変更とは別のスナップショットとして保存します。
- アクションデザイナーの設計環境
- 入力を定義し、アクション ステップを追加して、アクションを作成および編集します。アクションをテストして、正常に完了したかどうかを確認し、生成されたランタイム値を確認します。アクションをコピーし、既存のアクションをテンプレートとして使用します。アクションを公開して有効化することで、有効化されたフローを利用できるようにし、現在のアクション ステップ、変数、およびシーケンスを追加の設定変更とは別のスナップショットとして保存します。
- フローおよびアクション実行の詳細
- 現在のステータス、実行されたアイテム、生成された値など、設計環境からアクションまたはフローに関するランタイム情報を直接表示します。埋め込まれた Now Platform エディターまたは新しいタブから関連レコードを開きます。
プロセス自動化
フローデザイナー の学習中に、既存の Now Platform 自動化プロセスがどのように機能するかを確実に理解します。競合するビジネスロジックや重複するビジネスロジックを作成しないようにします。既存の自動化プロセスを置き換える場合は、自動化プロセスを無効にしてから フローデザイナー のフローやアクションに置き換える必要があります。「アーキテクチャの概要」を参照して、フローデザイナー 内部でのNow Platformの動作の仕組みについて理解してください。