RPA ハブ でのグレースフルストップ機能の使用
グレースフルストップ機能は、ロボットが自動化をスムーズに終了する機能を提供します。自動化プロセス内で安全な終了ポイントを定義することができます。また、使用中のアプリケーションの終了などのクリーンアップタスクを実行することもできます。 これは、アサインされたロボットと、ロボットプール内のロボットに適用されます。
グレースフルストップ機能よりも前の課題
- グレースフルストップの前は、ボットプロセスで [処理の停止] ボタンを選択すると、ロボットは突然自動化を終了し、データの不整合やデータの非効率性につながっていました。
- RPA 開発者はハウスキーピングアクティビティを実行できません。
グレースフルストップ機能のメリット
- ロボットが既存のトランザクションアイテムを完了すると、データの健全性が維持されます。
- RPA 開発者は、ダウンストリームアプリケーションの終了などのハウスキーピングアクティビティを実行できます。
グレースフルストップの仕組み
スプレッドシートに 10 件の注文詳細レコードがある出荷注文のユースケースを考えてみましょう。これらの注文の詳細情報は、出荷管理アプリケーションなどのダウンストリームアプリケーションに入力されます。
RPA 開発者は、このユースケースの自動化を RPA デスクトップデザインスタジオでビルドします。スプレッドシートには 10 件のレコードがあるため、キューが自動化で使用され、出荷管理アプリケーションに入力されるデータが同期されます。
各ロボットが作業アイテムを選択し、ロジックを実行して、データを出荷管理アプリケーションにプッシュします。
すべてのロボットまたはロボットのサブセットに対して [処理の停止] を選択することによってボットプロセスが停止しときに [グレースフルストップ (Graceful Stop)] が有効になっていない場合、ロボットは自動化の実行を突然終了します。たとえば、スプレッドシートに 6 つの列がある場合、ロボットは列 D、E、F に情報を入力せずに列 C で突然停止します。開いているアプリケーションが終了していない可能性もあります。
RPA ハブ の [処理の停止] セクションで [グレースフルストップ (Graceful Stop)]トグルスイッチを有効にすると、すべての列 (D、E、F) のデータが設定され、ダウンストリームアプリケーションが終了します。詳細については、「RPA ハブ での無人のボットプロセスの停止」を参照してください。
RPA デスクトップデザインスタジオでは、自動化ロジックで GracefulStop コンポーネントを使用すると、自動化を確実に完了させることができます。詳細については、「GracefulStop コンポーネントの使用」を参照してください。この機能は、既存の作業アイテムを完了し、ダウンストリームアプリケーションにデータを入力し、開発者がアプリケーションの終了などのハウスキーピングアクティビティを実行するのに役立ちます。
無人ロボットの新しい MSI
ロボットプール内のロボットにグレースフルストップ機能を適用するには、最新の Washington DC リリース固有の無人ロボット MSI にアップグレードします。詳細については、「RPA ハブ からの RPA アプリケーションのダウンロード」を参照してください。
最新の MSI がインストールされておらず、特定のボットプロセスに対してロボットプールが有効になっている場合は、そのロボットプールのすべてのロボットの実行が停止されます。これらのボットプロセスに対して、ロボットプール内のロボットにグレースフルストップを使用することはできません。