エージェントクライアントコレクターには、ネットワーク ping モニタリングに備えて以下のデフォルトのチェックが用意されています。チェックは Windows と Linux の両方で使用できます。

表 : 1. util.check-ping チェック
チェック 説明 使用法 コマンド 出力
util.check-ping

ICMP (ping) 要求を介してネットワークホストの可用性が確認されます。

ping 成功率が警告しきい値 (-W、デフォルトは 50%) を超える場合に、OK イベントが生成されます。

ping 成功率が警告しきい値 (-W、デフォルトは 50%) と重大しきい値 (-C、デフォルトは 20%) の間にある場合に、警告イベントが生成されます。

ping 成功率が重大しきい値 (-C、デフォルトは 20%) を下回ると、重大イベントが生成されます。

プロキシエージェントが必要です。

check-ping.rb -h <ip-address> (オプション)

-h host:ping を実行するホスト (必須)。デフォルト = <localhost>

-c count:ホストに送信された ping 要求の数。デフォルト = 1

-T timeout:各 ping 要求のタイムアウト (秒単位)。応答が受信される前にタイムアウトになると、ping は失敗したと見なされます。デフォルト = 5

-6 ipv6:IPv6 の ping を有効にします。このフラグが使用されていない場合は、ping に IPv4 が使用されます。デフォルト = False

-i interval:各 ping 要求の間隔 (秒単位)。デフォルト = 1

-W ratio:警告ステータスの成功率しきい値。成功した ping 応答がこの比率を下回り、-C の比率を上回っている場合は、警告が返されます。デフォルト = 0.5

-C ratio:重大ステータスの成功率しきい値。成功した ping 応答がこの比率を下回ると、重大なエラーが返されます。デフォルト = 0.2

-r report:ping が失敗した場合に、MTR (My Trace Route) レポートの失敗メッセージに追加するフラグ。MTR が実行されると、ネットワーク診断レポートが生成されます。デフォルト = false

ICMP ping unsuccessful for host: 192.168.1.1 (successful: 0/5)