ディスカバリーのホーム」ページには、クラウドスケジュールと非クラウドスケジュールによってトリガーされた検出の概要が示されています。ディスカバリー中に発生したエラーを確認し、修復提案を見つけます。ホームページビューを使用して、クラウドスケジュールで選択したサービスアカウントに対して検出されたクラウドリソースを調べます。

ディスカバリーのホームページを開くには、[ディスカバリー] > [ホーム] に移動します。ホームページには、次の各カテゴリのディスカバリー合計が表示されます。タイルをクリックすると、そのカテゴリの詳細が表示されます。
ディスカバリーのホームページ
アイテム 説明
スケジュール

クラウドリソースと仮想マシン (IP アドレス) を検索するように構成された ディスカバリー スケジュールの数。

[スケジュールを表示] をクリックして CI スケジュールビューを開くと、各 CI スケジュールに関する特定の詳細を個別に確認できます。クラウドまたは IP アドレスのスケジュールの結果を表示し、新しいスケジュールを作成します。

ディスカバリーデバイス

検出されたデバイス CI の合計数。デバイスには、コンピューター [cmdb_ci_computer]、Cisco UCS 装置 [cmdb_ci_ucs_equipment] など、ハードウェア [cmdb_ci_hardware] テーブルを拡張するテーブル内のすべての CI が含まれています。

クラウドリソース

選択したサービスアカウントで検出されたリソース (仮想マシン) の合計数。クラウドリソース用にディスカバリーをセットアップする詳細については、「仮想マシンのディスカバリーの有効化」を参照してください。

[クラウドリソースの表示] をクリックして、検出されたクラウドリソースのリストをタイプ別に開きます。

エラー

ディスカバリー中に発生した未解決のエラーの合計数。

[エラーの表示] をクリックして、特定のタイプのエラーにドリルダウンします。

すべてのスケジュールの表示

スケジュールビューには、選択したフィルターに対して実行された各スケジュールの詳細が表示されます。デフォルトでは、現在の実行状況に関係なく、このリストにはすべてのディスカバリースケジュールがアルファベット順に表示されます。

集計されたディスカバリースケジュールのデフォルトビュー
次のコントロールを使用して、ディスカバリー結果をスケジュールでフィルタリングします。
スケジュールフィルター
次のフィルターを選択できます。
  • [すべて]:実行されたすべてのディスカバリースケジュールの結果。これはデフォルトのフィルターです。
  • [クラウドスケジュール]:実行されたすべてのクラウドディスカバリースケジュールの結果。このフィルターを選択すると 2 つ目のフィルターが表示され、[サービスアカウント] 別にクラウドスケジュールを表示できます。
    クラウドスケジュールフィルター
  • [IP ベースのスケジュール]:IP 範囲を使用して、構成アイテム (CI) に対して実行されたすべてのディスカバリースケジュールの結果。このフィルターを選択すると 2 つ目のフィルターが表示され、特定の場所別またはすべての場所の CI スケジュールを表示できます。
    IP ベースのスケジュールフィルター
スケジュールソーター
左ペインのスケジュールセレクターから、左から右へソート基準を選択します。
クラウドスケジュールのソート選択肢
  • リストされた各スケジュールのエラー
  • 不明な IP アドレス
  • 現在実行されているスケジュールを最初に表示する、最近のアクティビティ
  • スケジュールのアルファベット順リスト
スケジュールリスト
利用可能なディスカバリースケジュールのリスト。スケジュールを選択すると、その詳細が表示されます。ページ上部の鉛筆アイコンをクリックして、スケジュールを編集します。
日付 / 時刻インジケーター
選択したスケジュールが実行された日時
スケジュールトピック
選択したスケジュールのディスカバリー結果のカテゴリを示すタイル。タイルをクリックすると、詳細が表示されます。
  • [クラウドリソース]:このフィルター用に更新された、または作成された CI の合計数を表示します。
  • [仮想マシン]:選択したスケジュールで検出された仮想マシンの合計数を表示します。
  • [エラー]:選択したスケジュールの実行で発生したエラーの合計数を表示します。
  • [データセンター]:ディスカバリースケジュールの作成時に選択されたデータセンターの数が表示されます。
クラウドリソース傾向図
選択したスケジュールの傾向図。グラフ内の各円は、実行された特定のディスカバリーを表しています。
カーソルを円の上に置くと、ディスカバリーの概要が表示されます。
リソース傾向図の詳細

ディスカバリーのトピックに表示される値をフィルタリングするには、円をクリックします。傾向図の上の適切なタイルに結果が入力されます。

カテゴリごとのエラー
選択したスケジュールのディスカバリー中に発生したエラーのカテゴリタイル。タイルをクリックすると、そのカテゴリのエラーが表示され、修復のために推奨されるアクションが表示されます。詳細については「ディスカバリーのエラーメッセージ」を参照してください。
検出されたクラウドリソース
選択したスケジュールで検出され、水平棒グラフで示されたクラウドリソースのブレークダウン。
スケジュールの追加
追加するスケジュールのタイプ。
クラウドスケジュールを追加の選択肢
詳細ビュー
選択したスケジュールのディスカバリーステータスレコードを表示します。このリンクを使用して、ECC キューおよびディスカバリーログでスケジュールの結果を確認します。

IP ベースのスケジュールの表示

IP 範囲検出の結果を表示するには、プライマリフィルターで [IP ベースのスケジュール] を選択します。表示されるセカンダリフィールドを使用して、[場所] 別に検索結果をフィルタリングします。選択した IP ベースのスケジュールの結果カテゴリがタイルに表示されます。タイルをクリックすると、詳細が表示されます。
  • [ディスカバリーデバイス]:ターゲット IP アドレスと不明な IP アドレスの両方を含む、IP ベースのスケジュールによって検出された仮想マシンの合計数
  • [エラー]:選択した IP ベースのスケジュールの実行で発生したエラーの合計数を表示します。
  • [不明な IP]:IP ベースのスケジュールによって検出された不明な CI の数
  • [ターゲット IP]:IP ベースのスケジュールで構成された CI の数。
ディスカバリーホームページの仮想マシンビュー

CI ディスカバリースケジュールエラーの解決

ServiceNow ホームページから、ディスカバリー中に発生した Discovery エラーを表示し、それらのエラーを解決するための提案を参照できます。すべてのスケジュールまたは単一のスケジュールのエラーを表示できます。

始める前に

必要なロール:discovery_admin

手順

  1. [すべて] > [ディスカバリー] > [ホーム] に進みます。
    すべてのスケジュールの概要ページが表示されます。
    CI スケジュールサマリー
  2. 次のいずれかの方法を使用して、エラーを表示します。
    • [エラー] タイルをクリックすると、すべての CI ディスカバリースケジュールのエラーがカテゴリ別に表示されます。
    • [スケジュール] タイルをクリックすると、単一のスケジュールのエラーが表示されます。
      1. サマリー画面で、エラーを調査するスケジュールを選択します。

        多数のスケジュールがある場合は、場所別にフィルタリングするか、場所ドロップダウンリストを使用するか、または [名前で検索] フィールドでスケジュール名でフィルタリングすることができます。

        CI スケジュールの結果
      2. スケジュールを選択したら、[エラー] タイルをクリックします。
      3. 下にスクロールして、カテゴリ別のエラーを表示します。
        スケジュールのカテゴリ別エラー
  3. カテゴリのタイルをクリックすると、そのカテゴリで発生した特定のエラーコードが表示されます。
  4. 調査するエラーコードのタイルをクリックします。
    カテゴリごとのエラー
    このリストには、エラーを表示するために使用したパスに応じて、そのエラーコードのすべての発生回数が、単一の CI スケジュールまたはすべてのスケジュールに対して表示されます。リストには、エラーが発生した各インスタンスの IP アドレスと、[アクティブエラー] のエラーステータスが表示されます。右側の [推奨アクション] ペインには、選択したエラーの推奨アクションが含まれています。[すべてでアクション] ペインには、リスト内のすべてのエラーに対して実行できる操作が含まれています。
    自動化エラーメッセージフィルター
  5. [説明を表示] をクリックして、エラーコードの詳細と修正の提案を表示します。
    エラーの詳細と修正手順
  6. 作業を開始するには、エラーの横にあるチェックボックスをオンにして特定のエラーを解決するか、[すべて] のアクションを選択して、そのエラーのすべてのインスタンスのエラーコードを解決します。
    この例では、このエラーコードを解決するために新しい Windows 認証情報を作成することが推奨されています。
    エラーの詳細と推奨アクション
  7. ディスカバリーの再試行を試みる前に、提案された修復タスクを完了します。
    この例では、[新規 Windows 認証情報の作成] リンクから、新しい Windows 認証情報の作成とテストを行うためのフォームを開きます。
    新規 Windows 認証情報の作成
  8. すべての推奨タスクが完了したら、[ディスカバリーの再試行] をクリックします。
    対処措置の中には、認証情報の作成後に [すべて] のインスタンスに対してディスカバリーを再試行するものがあります。新しい認証情報によって、このエラーコードが発生したすべてのインスタンスの問題が解決される可能性があります。
  9. [エラーステータス] の列をクリックして、修正作業の結果を確認します。
    1 回の再試行であればすぐに完了します。多数の IP アドレスの再試行には数分かかる場合があります。

    エラーのステータスは次のいずれかになります。

    • [アクティブエラー]:未解決のエラー。これはすべての新規エラーのデフォルトのステータスです。
    • [解決済み]:解決済みのエラー。推奨アクションには [エラーが正常に解決されました] と表示されます。
    • [アサイン済み]:このエラーを解決するためにアサインされたタスク。すべてのアクティブなエラーのタスクにユーザーをアサインするには、[タスクを作成] をクリックします。アサインされたエラーは [アクティブエラー] とみなされ、それらに対するアクションは引き続き実行できます。
    • [ディスカバリー処理待ち]:すべてのエラーについて [ディスカバリーの再試行] アクションを実行した後にディスカバリーが開始されるのを待機しています。
    • [ディスカバリー中]:ディスカバリーが現在アクティブです。