CMS からサービスポータルへの移行

  • リリースバージョン: Yokohama
  • 更新日 2025年01月30日
  • 所要時間:8分
  • CMS に含まれている複雑なフォームやカスタマイズが、サービスポータルで想定どおりにレンダリングされない場合があります。本ガイドをご利用の上、CMS の適切な設定方法と サービスカタログ の導入による サービスポータル 利用のための設定、および変更によるユーザーへの影響を確認してください。

    CMS からサービスポータルへの移行を検討する場合は、移行がモバイル環境に与える影響について必ず理解してください。モバイルクライアントの GlideForm (g フォーム) のスクリプティングと移行を確認します。

    注:
    CMS ユーザーの サービスポータル へのリダイレクトについては、Now Support ナレッジベースの 「 How to automatically redirect users who navigate to any CMS pages to Service Portal [KB0722455] (CMS ページにアクセスしたユーザーを Service Portal に自動的にリダイレクトする方法) [KB0722455]」 記事を参照してください。

    サポートのレベルと移行のアクション

    CMS のコンポーネント

    サービスポータル でのサポート

    可能な移行アクション
    データ ルックアップ

    データ ルックアップのクライアント側コンポーネントは、サービスポータルではサポートされていません。ただし、サービスポータルでのレコードの送信時または更新時には、データ ルックアップがプラットフォームで適用されます。

    データ ルックアップはサービスポータルでは適用されませんが、レコードはサービスポータルでの送信時または更新時にプラットフォーム UI で想定どおりに更新されます。CMS をリクエスターのみで使用する場合は、この制限が実装に影響を及ぼさない可能性があります。

    コンテンツ ブロック

    コンテンツブロックでは Jelly が利用されているため、サービスポータルではサポートされていません

    サービスポータルでは、コンテンツ ブロックはウィジェットに置き換えられています。ウィジェットは、レコード データのクエリー、レコードの表示と更新、ユーザー入力の収集ができる、高度にカスタマイズ可能なコンポーネントです。

    通常は、ベースシステムウィジェットでほとんどのユースケースに対処できます。CMS のページにコンテンツ ブロックを追加するのと同じように、サービスポータル デザイナーを使用してページにウィジェットを追加できます。

    UI マクロ

    UI マクロでは Jelly が利用されているため、サービスポータルではサポートされていません。

    • サービスポータルでは、UI マクロの代わりにウィジェットを使用できます。通常は、ベースシステムウィジェットでほとんどのユースケースに対処できますが、カスタムソリューションの場合は AngularJS を使用して新しいウィジェットを開発できます。
    • サービスカタログ フォームの実装に含まれている UI マクロからフォーム内の他のフィールドや変数を参照している場合は、サービスカタログの変数の内側にウィジェットを埋め込むことができます。詳細: サービスカタログ フォームのスクリプトをウィジェットに置き換える
    UI アクション

    サーバー側の UI アクションはすべてサービスポータルでサポートされています。ただし、setRedirectURL() 操作は無視されます。これは、サービスポータルのフォームではプラットフォームとは異なる方法でリダイレクトが処理されるためです。

    フォーム ウィジェットでは、「クライアント」としてマークされた UI アクションはすべて無視されます。

    • UI アクションをリファクターリングして、setRedirectURL() 操作を削除します。
    • UI アクションがクライアントとしてマークされていないことを確認します。
    カタログ クライアント スクリプト

    UI タイプ オプション [モバイル/サービス ポータル] および [すべて] のみサポートされています。UI タイプ [デスクトップ]サービスポータルではサポートされていません。サポートされている API のリストについては、「サービス ポータルおよびクライアント スクリプト」を参照してください。

    注:
    同期 JavaScript 呼び出しはサービスポータルではサポートされておらず、非同期呼び出しに置き換える必要があります。たとえば、GlideAjax クラスの getXMLWait() メソッドはサービスポータルではサポートされていません。代わりに、サポートされている次のいずれかの非同期メソッドを使用します。
    • getXML(Function callback)
    • getXMLAnswer(Function callback)

    GlideAjax の詳細については、「 GlideAjax」を参照してください。

    モバイル環境で機能するように CMS を更新した場合の影響を理解するには、 モバイルクライアント GlideForm (g フォーム) のスクリプティングと移行を確認してください。

    • スクリプトを更新して、サポートされていないクライアント API を削除します。
    • スクリプトの UI タイプが [モバイル/サービス ポータル] または [すべて] に設定されていることを確認します。
    UI ポリシー

    スクリプト化された UI ポリシーでは、サービスポータルでサポートされている API のみ使用できます。サポートされている API のリストについては、「サービス ポータルおよびクライアント スクリプト」を参照してください。

    スクリプトを更新して、サポートされていないクライアント API を削除します。

    サービスカタログ の変数

    サービスカタログの変数は、次の例外を除いてサービスポータルでサポートされています。

    • UI マクロと UI ページの変数タイプはサポートされていません。
    • 変数の検証スクリプトはサポートされていません。サポートされている検証タイプは次のとおりです。
      • 変数フォームの必須フィールド。
      • 読み取り専用変数。
      • 変数フォームの [可用性] タブにあるすべてのフィールド。
    • デフォルトの変数サイズはサポートされていません。
    • ヘルプ テキストの展開と折りたたみはサポートされていません。変数フォームの [注釈] タブで定義された [ヘルプ テキスト] フィールドと [説明] フィールドは常に展開されます。ヘルプ タグは表示されません。
    • リスト コレクター変数は、サービスポータルではスラッシュバケットとしてではなく選択リストとして表示されます。
    注文ガイド

    サービスポータルの注文ガイドでは注文ガイド ウィジェットが使用されます。

    大規模な注文ガイドは、サービスポータルでパフォーマンスの問題を起こす可能性があります。大規模なガイドを使用する場合は、次の操作を実行できます。

    レコードプロデューサー

    サービスポータルでレコード プロデューサーを使用する場合、次の違いがあります。

    • レコード プロデューサーでのカタログ アイテムのソート順は無視されます。
    • レコード プロデューサーからレコードが送信される際、日付値はタイムゾーンに従いません。

    サービスポータルで使用するすべてのレコード プロデューサーをテストして、想定どおりに動作することを確認します。

    ログイン シナリオとリダイレクト

    CMS では、ログイン シナリオの定義に CMSEntryPage スクリプトインクルードを使用していました。サービスポータルでは代わりに、SPEntryPage スクリプトインクルードと関連するシステム プロパティを使用してログイン シナリオを定義します。リダイレクトはサービスポータルではサポートされていません。

    サービスポータルでは、SPEntryPage スクリプトインクルードを変更し、システム プロパティを設定して、ログイン動作を定義します。

    詳細については、「シングル サインオン、ログイン、および URL リダイレクト」を参照してください。

    サービスカタログ フォーム

    サービスカタログ フォーム (カタログ アイテムやレコード プロデューサーなど) は、ウィジェット内では 2 列のレイアウトでレンダリングされます。複雑なフォームは想定どおりに表示されない場合があります。

    • トップレベル コンテナーの設定のみが優先されます。トップレベル コンテナー内に他のコンテナーがある場合、それらは 1 列としてレンダリングされます。これらの追加のコンテナー内にコンテナー分割やネストされたコンテナーがある場合、それらは 1 列としてレンダリングされます。トップレベル コンテナーは他のどのコンテナーの子でもありません。
    • サービスポータルで許される列の最大数は 2 列です。2 列を超えるフォームが実装に含まれている場合、フィールドはサービスポータルで 2 列に再編成されます。
    • 変数セットはコンテナーとして扱われます。上記の規則はすべて、変数セットだけでなく変数セット内のコンテナーにも適用されます。
    • デフォルトの変数サイズはサービスポータルではサポートされていません。
    買い物かご

    サービスポータルには、ベース システムの買い物かごウィジェットが組み込まれています。

    買い物かごウィジェットを使用します。