ServiceNowとBox、未来の働き方を実現するための連携を発表
【2018年8月23日（米国時間）カリフォルニア州発】
※本内容は、2018年8月23日（米国時間）付けで、米国ServiceNow, Inc.と米国Box, Inc.が、発表した報道資料の抄訳版です。
幅広い業界のデジタルトランスフォーメーションを推進するクラウドサービスを提供するServiceNow®とBox, Inc.は、企業の重要なビジネスプロセスに欠かせないコラボレーションとコンテンツ管理の体験を向上させるため、両社のプラットフォームを連携させることを発表しました。ServiceNowとBoxは現在、従業員の生産性を高め、重要なコンテンツのコラボレーションを安全かつ容易にすることで、付加価値の高い仕事の創造をサポートします。この新しい連携機能により、Boxのクラウドコンテンツ管理プラットフォーム上で保存および管理されている重要な文書やフォルダに、Now Platform®から直接アクセスできるようになります。企業は、IT、人事、カスタマーサービス、セキュリティといった組織全体にわたるビジネスプロセスの容易な管理によって、優れた従業員体験を提供できるようになります。
ServiceNowの最高製品責任者（Chief Product Officer）であるCJ・デサイ（CJ Desai）は、次のように述べています。「多くの従業員は、自宅でも職場でも優れたデジタル体験を求めています。そのため、企業が従業員体験をシンプルで、素早く、より良いものにすることができる技術を導入することが、優秀な人材を確保する上でも、これまで以上に重要になっています。企業内の部門やITアプリケーションにまたがったServiceNowのワークフロープラットフォームがBoxと連携することで、従業員は必要なコンテンツを時間や場所にとらわれずに活用することができます。またこれは、人々の付加価値の高い仕事の創造をサポートするというServiceNowのミッションとして重要なステップでもあります」
Boxの最高製品責任者（Chief Product Officer）であるジーツ・パテル（Jeetu Patel）は、次のように述べています。「未来のデジタルビジネスでは、最良のアプリケーションを組み合わせて相互に接続し、どこで働いてもコンテンツのコラボレーションを行えるようにすることが重要となります。今回の連携によって、企業内のチームは、Now Platformから直接、新規のユーザーアカウントやグループを作成でき、ファイルへ安全にアクセスしてプレビューや共有ができるようになります。この度、ServiceNowと協力し、企業の重要なコンテンツのシームレスで、シンプルかつ安全なコラボレーションを実現できることを嬉しく思っています」
ServiceNowとBoxの活用によるデジタルビジネスの強化
ServiceNowは、直感的な自然言語ユーザーインターフェイスとコーディング不要のワークフローで複雑なプロセスを自動化するIntegrationHubを提供しています。IntegrationHubとBoxを連携させることで、企業や従業員は、以下のことができるようになります。
· 生産性の向上 ‑ 従業員は、作業しているケース(問い合わせ内容)に合わせて、Box上のコンテンツにNow Platformから迅速かつ柔軟にアクセスし、ユーザーのプロビジョニング、ファイルの検索、グループの作成、コンテンツの共有、コラボレーションフォルダの作成といったBoxの一般的な機能を使用できます。また、Now Platformから離れることなく、PDF、画像、テキストなどのファイルをプレビューすることも可能になりました。
· 新卒・中途社員の入退社の合理化 ‑ 企業は、ServiceNowのEnterprise and Onboarding Transitionsによって新しいBoxアカウントを新入社員の入社初日にプロビジョニングできるため、新入社員は、新しい職場に適応するために必要なアプリケーションとツールにすぐにアクセスできます。また、役職の変更があった場合、Boxに保存されているファイルのセキュリティおよびガバナンス機能を維持しながら、従業員のアカウントを容易に管理することもできます。
· 大規模なカスタマイズ ‑ 企業は、ビジネスニーズに合わせて独自のワークフローを容易かつ迅速に構築し、ServiceNow Flow DesignerおよびServiceNow IntegrationHubとBoxとの連携をカスタマイズすることができます。
Boxとの連携機能の提供は、2018年内にServiceNow Store*で開始される予定です。
* ServiceNow StoreはServiceNowを更に便利に活用頂く為のサードパーティアプリケーションを提供しているマーケットプレイスになります。パートナー企業やServiceNowユーザーが開発したコネクターやビジネスアプリケーション等を入手可能となります。
企業内のシームレスなコラボレーションの促進
Boxは、ServiceNowとの協力体制の一環として、ServiceNow IntegrationHubだけでなく、ServiceNow ITサービスマネジメントやServiceNow人事サービスデリバリといったServiceNowが提供している一連のソリューションとのネイティブな互換性の構築にも取り組んでいます。これらのソリューションとの連携により、企業は、以下をはじめとする一般的なビジネスプロセスに容易に使えるコンテンツ管理ソリューションを利用できるようになります。これらの連携は、2019年初めにServiceNow Storeで提供される予定です。
· ServiceNowのレコードからBox上のコンテンツに直接かつ安全にアクセスし、フォルダや140種類以上のファイルタイプをプレビュー、共有、管理できるため、ユーザーの全体的なコンテンツに関わる体験を向上させます。例えば、カスタマーサービスの担当者は、問題に関連するファイルをServiceNowのケースレコードにリンクされたBoxフォルダにアップロードすることができます。
· 特定のBoxフォルダをServiceNowのレコードに自動的にリンクさせることができます。ITサービスの担当者は、時間や場所にとらわれずに必要なコンテンツに迅速かつ容易にアクセスできるようになり、そのワークフローもServiceNow上の共通ワークフローに沿うことで効率化することができます。
· ファイルをNow PlatformからBoxに直接保存できるため、Box Governance、KeySafe、Box ZonesといったBoxの先進的なセキュリティおよびガバナンスの機能によって、企業の重要なコンテンツを保護します。例えば、ServiceNow人事サービスデリバリを通じて従業員から新しいフォームが申請された場合、そのファイルは最高レベルのセキュリティおよびコンプライアンスの基準を維持することができます。
ServiceNowとBoxの連携について、さらに詳しくは、ServiceNow Blog（英語）やBox Blog（英語）をご確認ください。
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ServiceNowについて
ServiceNow Inc.は、世界で最も急成長を遂げている企業向けクラウドサービス企業の1社です。
同社が扱うSaaS型サービスマネジメントツール「ServiceNow」は、ITSM（ITサービスマネジメント）を中心に世界で5,300社の導入実績があります。要件に合わせて容易に利用可能なポータル、データベース、ワークフロー、開発環境、機械学習機能を擁する単一プラットフォーム上で、ITSM、カスタマーサービス、セキュリティオペレーション、人事管理サービスを提供しているので、企業内の広範囲なビジネスプロセスを、部門組織を横断する形でワークフロー化することができます。独自の業務アプリケーションを簡易に開発することも可能なので、企業のデジタル化、業務最適化を推進し、従業員、ユーザー、お客さまに高いエクスペリエンスを提供する企業変革の基盤となります。
ServiceNow、ServiceNowのロゴ、その他のServiceNowのマークは、ServiceNow, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。その他の会社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
Boxについて
Box (NYSE: BOX)は、安全に人と情報とアプリケーションを連携させながら、組織の働き方を変革させるクラウド・コンテンツ・マネジメント企業です。2005年に設立され、アストラゼネカ、ゼネラル・エレクトリック、P&G、GAPをはじめとする87,000以上のグローバル企業を支援しています。Boxは、カリフォルニア州レッドウッドに本社を置き、米国、ヨーロッパ、アジアに拠点を持っています。Boxの詳細は、https://www.box.com/ja_JP/ にてご覧ください。 株式会社Box JapanはBox Inc.の日本法人です。