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ServiceNow® アクセシビリティに関するステートメント

最終更新:2025 年 8 月

ServiceNow は、誰もがアクセシビリティに優れたデジタルエクスペリエンスを享受できるべきであると考えています。だからこそ、私たちは当社のプラットフォームと製品が誰にとっても利用しやすいものになるよう努めており、WCAG 2.2 レベル AA 基準の達成を目指し尽力しています。

そうした基準へのコミットメントの結果として、当社の製品開発ライフサイクル (PDLC) 全体にアクセシビリティが組み込まれています。アクセシビリティに対する当社のコミットメントは規範的かつ測定可能なアプローチに反映されており、それによって製品開発ライフサイクル (PDLC) のすべてのステージにアクセシビリティを組み込んでいます。私たちはアクセシビリティの正式な検証に加えて、ユーザビリティも重視し、それがインクルーシブなエクスペリエンスを提供する上で重要な役割を果たすことを認識しています。そのため、アクセシビリティ従業員エンゲージメントパネルを設立しました。このパネルには、さまざまな障がいを持つ 200 人以上の従業員が参加し、開発プロセスの初期段階で直接フィードバックを提供しています。この厳密なアプローチを通じて、ソリューションを常に評価し、あらゆるユーザーがシームレスに利用できるソリューションを構築しています。  当社は、プラットフォームと製品を継続的に強化して、機能を拡張しエクスペリエンスを最適化することで、可能な限り最高レベルのアクセシビリティをユーザーに提供し、WCAG 基準への適合度を最大限に高めています。当社の継続的な改善は今後のリリースに向けて戦略的に計画されており、誰もが一員となれるデジタル環境の実現に向けた献身的な取り組みを反映したものになっています。 

私たちは中核的な開発のみならず、必要不可欠なリソースの提供を通じてお客様を支援しています。アクセシビリティチェッカー、アクセシビリティベストプラクティス、使用ガイドラインを備えたツールを提供してお客様が選択したソリューションの構成をサポートし、カスタマイズ後もアクセシビリティを維持できるようにしています。

当社におけるアクセシビリティに特化したプラクティス

私たちのコミットメントは、アクセシビリティプラクティスへの大きな投資にまで及び、そのひとつが複数分野にわたるアクセシビリティセンターオブエクセレンス (COE) チームです。この COE により、お客様の期待に応え、業界標準に準拠することを確実なものにしています。当社のアプリケーションは、NVDA、JAWS、VoiceOver、TalkBack、Dragon、ZoomText などの支援技術に対応した設計になっています。また、キーボードのみで製品のコンテンツや機能のナビゲートと操作ができるようにもしています。  幅広い親和性を確保するために、Chrome、Safari、Edge Chromium などの複数のブラウザで徹底的なテストを行っています。

アクセシビリティ適合レポート (ACR)

ServiceNow アクセシビリティ適合レポート (ACR) は、1973 年の米国リハビリテーション法第 508 条、Web コンテンツアクセシビリティガイドライン (WCAG)、ETSI EN 301 549 の国際的に認められたアクセシビリティ基準に関する当社のプラットフォームと製品の対応状況を説明するものです。

ServiceNow の ACR は、グローバルアクセシビリティ基準に対する当社の製品とプラットフォームの適合度も文書化しています。レポートには、Voluntary Product Accessibility Template (VPAT) の国際バージョンを使用しています。これは、ACR の作成用に標準化され広く使用されているテンプレートです。当社の ACR は、社内リソースとサードパーティベンダーの両方を通じて作成されています。アセスメントプロセス中に特定されたサポートの例外は、レポート内に注釈付きで明記されています。公開された ACR は、当社の製品ドキュメントサイトでご覧いただけます。

ServiceNow がプラットフォームや製品に加える変更、更新、強化が、公開されている ACR の情報に影響を与える場合がありますのでご留意ください。

アクセシビリティに関するご質問やご不明な点については、アクセシビリティ COE (Accessibility_Support@servicenow.com) までお問い合わせください。

アクセシビリティロードマップ

2024 年

アクセシビリティに関する 2024 年の主な成果

ServiceNow は 2024 年に、Washington DC (Q1) や Xanadu (Q4) など、複数のリリースにわたる重点的な取り組みを通じて、プラットフォームと製品のアクセシビリティの強化において大きな進歩を遂げました。主な成果は次のとおりです。

  • WCAG への適合度の向上:アクセシビリティに関する重要度の高い不具合に対処することで、プラットフォームと製品全体で WCAG 2.1 レベル AA へのより高水準の適合を達成しました。また、オーバーレイ、ドラッグ動作、ターゲットサイズなどの重要な領域に焦点を当て、WCAG 2.2 適合に向けた戦略的準備も開始しました。
  • 視覚的なユーザビリティの向上:
    • 視覚障がいサポートの改善:構成可能ワークスペースとネクストエクスペリエンスコンポーネント全体にわたってズーム機能を大幅に強化し、リフロー (400% ズーム) を導入しました。こうした機能強化に加え、テキストと画像のコントラストの改善、コントロールラベルの改良により、視覚障がいのあるユーザーや支援技術を使用しているユーザーに、より利用しやすく分かりやすいエクスペリエンスを提供します。
    • 拡張ダークテーマオプション:モバイルプラットフォームを含め、プラットフォームのより多くの領域でダークテーマを有効化できる機能を追加しました。これにより、目の負担を軽減し、一部のユーザーの低光量環境でのコンテンツの可視性を向上させることができます。
  • キーボードナビゲーションの最適化:
    • グローバルキーボードショートカット:ネクストエクスペリエンスに新しいグローバルキーボードショートカットを導入し、構成可能ワークスペースのページ間をマウスを使用せずにより迅速かつ効率的に移動できるようにしました。これは、運動障がいや認識機能障がいのあるユーザー、キーボードのみを使用するユーザーに特にメリットをもたらします。
    • 履行者エクスペリエンスの向上:特に構成可能ワークスペース内で、履行者エクスペリエンスのアクセシビリティを強化しました。
  • 支援技術 (AT) 対応の拡大:
    • Dragon Naturally Speaking 音声認識ソフトウェアや ZoomText 画面拡大ソフトウェアへの対応強化など、さまざまな支援技術との親和性を継続的に改善しました。
    • また、VoiceOver 機能など、データ可視化機能のスクリーンリーダーサポートを強化し、データ可視化チャート内のテキストサイズを変更できるようにして読みやすさを向上させました。
  • アクセシビリティを備えたドキュメントとコンテンツの作成:
    • ドキュメントサービス:DOCX から PDF へのドキュメント変換にアクセシビリティサポートを導入しました。新しい PDF アクセシビリティタグによってドキュメントの構造が定義され、論理的な読み取り順序が提供されます。これにより、変換された PDF ドキュメントのナビゲート、理解、操作が容易になります。
    • リッチテキストエディターのアップグレード:ナレッジとサービスカタログの TinyMCE エディターをアップグレード (v5 を v6.8.3 に) しました。これにより、アクセシビリティのギャップの解消、書式設定オプションの改善、アクセシビリティチェッカーの統合を通じて、ナレッジ記事の問題を特定して解決できるようになりました。
  • お客様とパートナーの支援:
    • テーマビルダーのアクセシビリティチェッカー:テーマビルダーにアクセシビリティチェッカーを導入し、お客様固有のブランディングを適用する際に、色の適合コントラストレベルを満たしていることを確認できるようにしました。
    • 追加のアクセシビリティ適合レポート (ACR) と包括的なベストプラクティスガイダンスを公開しました。
    • ServiceNow のアクセシビリティでお客様のユーザーエクスペリエンスがどのように改善したかを示す事例を共有しました。
    • パートナーがアクセシビリティを備えたエクスペリエンスを構築する過程で、重要なサポートを提供しています。
  • インクルーシブな文化の醸成:
    • 全社的なアクセシビリティトレーニングへの取り組みを続け、デジタルアクセシビリティに対する継続的な認識と理解を促進しました。
    • アクセシビリティチャンピオンプログラムと従業員パネルプログラムを開始し、従業員の意識、社内教育、エンゲージメントを強化しました。
    • お客様を交えた四半期ごとの製品諮問委員会 (PAC) を拡大し、製品品質の向上、ユーザーエクスペリエンスの改善、透明性の強化に取り組みました。
    • 集中的なマーケティングイニシアチブ、当社がコミットする立場にあることの表明、適合、傾聴、主導を通じて、ServiceNow のアクセシビリティへの取り組みを強化しました。

2025 年の計画

2025 年も、ServiceNow のプラットフォームと製品のアクセシビリティを引き続き向上させてまいります。私たちは、あらゆるユーザーにとって使いやすいテクノロジーの創出への取り組みを続けます。継続的な改善への取り組みにより、リリースごとにアクセシビリティの具体的な強化を実現します。2025 年に導入済みまたは導入予定の主なイノベーションをいくつかご紹介します。

Now Assist の音声入力:Now Assist パネルに音声入力設定のオプションを導入して音声テキスト変換オプションを提供し、サポートされている任意の言語で Now Assist スキルにアクセスできるようにしました。

  • ネクストエクスペリエンスでのキーボードショートカットの強化:
    • ショートカットのカスタマイズ:ユーザーが 40 以上の事前定義されたキーボードショートカットを活用したり、アドミンレベルまたはユーザーレベルで独自のキーボードショートカットを設計したりできる機能を提供しました。
    • ショートカットのカテゴリ化:新しいキーボードショートカットカテゴリを導入し、ユーザーがキーボードショートカットをよりすばやく見つけられるようにして、運動障がいのあるユーザーを含むキーボード依存ユーザーの操作性を大幅に向上しました。
    • 新たなショートカット:Now Assist パネルを開閉するショートカットと、Now Assist の音声入力を有効化するショートカットを新たにリリースしました。
  • ドキュメントサービス:機能を強化し、ユーザーがアクセシビリティに対応した PDF をレコードやリストからより簡単に作成してエクスポートできるようにしました。
  • ナレッジとサービスカタログのリッチテキストエディター (TinyMCE) のアップグレード:ユーザーがビルトインのアクセシビリティチェッカーを使用して、ナレッジ記事でアクセシビリティ関連の問題を特定して解決できるようにします。
  • 支援技術 (AT) エクスペリエンスの向上:潜在的な制約を解消し、支援技術のユーザーがよりシームレスにコンテンツにアクセスしたり、アプリケーションを操作したり、機能を活用したりできるようにしました。
  • テキストアジャストのニューロダイバーシティ拡張機能:神経多様性 (失読症、自閉症、ADHD など) 症状を持つユーザーが読み取りエクスペリエンスをパーソナライズできるようにしました。この Chromium ベースの拡張機能 (ServiceNow Store で入手可能) により、フォントファミリーを変更したり、文字、単語、段落の間隔を調整したりして読みやすさを最適化し、Web ページの UI を変更することができます。
  • 適合性:影響度の高い欠陥への対処を含め、プラットフォームと製品全体にわたってより高いレベルの WCAG 2.2 AA 適合を達成します。
  • 追加の自動アクセシビリティテストと安全策を PDLC (製品開発ライフサイクル) に導入します。
  • より多くのビルダーツールにアクセシビリティチェッカーを追加して、お客様がソフトウェアの構成やカスタマイズを行う際にアクセシビリティのコンプライアンスを維持できるようにします。
  • カスタマイズを簡素化し効率性を向上するための新たな機能を導入します。
  • 簡素化と生産性向上のため、レコードとページを要約する新たな AI や生成 AI LLM 機能をリリースします。
  • アクセシビリティに関する製品ドキュメント、デモ、ハウツービデオなど、利用可能なリソースを増やして、障がいのあるユーザー向けにプラットフォームや製品をカスタマイズする方法を紹介します。
  • アクセシビリティに関する新しいコミュニティページを追加します。
  • PAC の拡大を続け、四半期ごとのユーザビリティセッションを組み込みます。
  • アクセシビリティチャンピオンプログラム、従業員パネル、トレーニング機会の拡大を通じて、従業員に投資します。

2026 年の計画

2026 年も、ServiceNow のプラットフォームと製品のアクセシビリティを引き続き向上させてまいります。

変更される可能性はありますが、2026 年の計画には以下が含まれます。  

  • あらゆるユーザーが利用しやすいテクノロジーの創出への取り組みを通じ、アクセシビリティに優れたエンタープライズソフトウェアの実現を主導していきます。
  • 進化し続けるアクセシビリティ基準に適応し、それを維持するため、プラットフォームと製品を戦略的にポジショニングします。
  • 影響の大きい不具合に対処するものを含め、プラットフォームと製品全体で WCAG 2.2 AA の基盤要素を追加実装します。
  • AI や生成 AI を活用して音声インタラクション機能を強化することで、運動機能に関するニーズのあるユーザーや視覚障がいのあるユーザーを支援し、利用可能な働き方を拡大します。
  • Text‑to‑X 機能を追加導入し、カスタマイズを簡素化して効率性を高めます。
  • 追加のテーマを提供することで新しいアルゴリズムを使用してカラーコントラストを改善し、視覚障がいのあるユーザーのエクスペリエンスを向上させます。
  • ドキュメント変換への PDF アクセシビリティタグの対応を拡大します。PDF アクセシビリティタグによってドキュメントの構造が定義され、論理的な読み取り順序が提供されます。これにより、変換された PDF ドキュメントの操作、内容の理解、インタラクションが容易になります。
  • 神経多様性の症状を持つユーザー向けのサポートを強化し、調整機能を備えるユーザーインターフェイスのプラットフォームへの導入を促進させます。
  • プラットフォームに追加の支援手法を直接組み込みます。
  • 追加の自動アクセシビリティテストと安全策を PDLC (製品開発ライフサイクル) に導入します。
  • アクセシビリティのユーザー設定を簡素化し、障がい者支援技術のニーズを持つユーザーのエクスペリエンスを向上させます。
  • 追加のアクセシビリティチェッカーをプラットフォームに組み込むことで、ソフトウェアの構成やカスタマイズ時にアクセシビリティコンプライアンスを維持できるようにします。
  • 営業とイネーブルメントのためのリソースライブラリを強化して、デモ、ハウツービデオ、お客様成功事例を増やします。
  • パートナーシップを活用して障がいのあるユーザーによるユーザビリティテストを拡張し、従業員パネルを拡大します。

2027 年の計画

2027 年も、ServiceNow のプラットフォームと製品のアクセシビリティを引き続き向上させていく予定です。

変更される可能性はありますが、2027 年の計画には以下が含まれます。  

  • あらゆるユーザーが利用しやすいテクノロジーの創出への取り組みを通じ、アクセシビリティに優れたエンタープライズソフトウェアの実現を主導していきます。
  • 影響度の高い欠陥に対処することで、プラットフォームと製品全体でより高いレベルの WCAG 2.2 AA 適合を達成します。
  • 将来の WCAG 3.0 適合に向けて準備します。
  • PDLC (製品開発ライフサイクル) にアクセシビリティを組み込むことで、当社のアクセシビリティ成熟度モデルを成熟度モデルにおける次のレベルに高めます。
  • AI や生成 AI を活用して、新しい支援手法をプラットフォームに直接組み込みます。
  • 当社が提供するスキャンやテストのツール内のカスタマイズに関する問題について、すべての修正をサポートします。
  • ユーザーのオンボーディングエクスペリエンスをさらに向上させます。
  • 神経多様性のニーズを持つユーザー向けの UI を継続的に改善します。
  • アクセシビリティチェッカーをプラットフォームに組み込むことで、ソフトウェアの構成やカスタマイズ時にアクセシビリティコンプライアンスを維持できるようにします。
  • Text‑to‑X 機能を追加導入し、カスタマイズを簡素化して効率性を高めます。
  • AI や生成 AI を活用した音声インタラクション機能をさらに拡張することで、運動機能に関するニーズのあるユーザーや視覚障がいのあるユーザーを支援し、利用可能な働き方を拡大します。
  • リソースライブラリを強化して、利用可能なトレーニング、デモ、ユーザビリティ調査、ベストプラクティス、お客様成功事例を増やします。

詳細については、ServiceNow アカウントの担当者にご連絡いただくか、Accessibility_Support@servicenow.com までお問い合わせください。

アクセシビリティに関する ServiceNow の公開物