自動化したプロセス数 (さらに 100 近いサブプロセスも自動化)
削除された各オンボーディングケースの予約ごとのページ数
職場に安全に復帰できた従業員数
グローバルな飲料ビジネスを管理
Distell はアルコール飲料の製造と流通を手がけるグローバル企業です。南アフリカのステレンボッシュを拠点とする同社は、全世界 24 か所で事業を展開し、40 以上のブランドを管理しており、グループ従業員は 4,500 名を越えます。Distell は蒸留酒、ワイン、レディトゥドリンク (RTD) のメーカーとしてアフリカ最大手となっているほか、りんご酒の製造でも世界第 2 位の規模を誇ります。
従業員エクスペリエンスの再構築
世界中で事業を展開し、複数の事業部門を抱えることから、Distell では人事機能の標準化に好機があると見ていました。給与、オンボーディング、休暇を扱う種々異なるシステムを統合したいと考えていたのです。それによって実現するだろうコスト削減もさることながら、より重要だったのは、セルフサービスを促してモバイル経由でのタスク完結を可能にする、新たな共有サービスの構築でした。Distell は、そのプラットフォームが、継続的な自動化と再構築された従業員プロセスへと向かう扉を開くことを確信していました。
セルフサービス文化を生み出す
Distell が共有サービスポータル構築の土台にしたプラットフォームには ServiceNow の HR Service Delivery が仕様され、設計と導入には ServiceNow の現地パートナーである Quintica が協力しました。現在は、休暇の登録、給与に関する問い合わせ、人事関連 FAQ の確認をオンライン上で行うことができます。また、モバイル経由でのセルフサービス型タスクが従業員向けの標準仕様となっており、休暇申請は SMS 経由で可能です。新プラットフォームによって、幅広いタスクの標準プロセスが生まれ、事業からの紙の排除も容易に実現しました。
Wanda van der Bijl
HR Business Analyst
職場復帰への安心感の確保
コロナ禍で Distell はただちに、自社の従業員向けサービスポータルを利用して保健指導に関する最新情報を従業員に伝えることを考え出しました。情報が更新されると、アラートが従業員にプッシュ送信されるようにしました。ServiceNow の Safe Workplace Suite を利用することで、従業員は物理的なオフィスのキャパシティを管理し、接触追跡を行い、健康に関するアンケートや連絡内容を職場に送ることができるようになりました。Distell のオフィスは 50 パーセントのキャパシティで運営されているため、全スタッフに対しデスクの数が不足していますが、Safe Workplace によってオフィス勤務者は任意の日にデスクを予約できます。のうえで、陽性者が出た場合は、誰がオフィスにいて誰が隣に座っていたのかを把握することが可能です。
Distell はまた、新型コロナウイルスのワクチン接種センターを 4 つの自社拠点に開設しました。登録も継続的な管理も ServiceNow 上で行っており、従業員と配偶者は ServiceNow 経由で登録し、接種実施の最新情報のほか、予約日時のお知らせやリマインダーも受け取ることができます。
リモートワーカーをつなげる
Now Platform は Distell の事業全体にまたがる複数のシステムを統合しています。人事が給与や施設管理とリンクされていることで、企業横断型のシームレスなサービスデリバリーを実現しています。施設の担当チームは現場に誰がいるのかを把握し、人事部門は最新の健康情報の受領を確認できます。多数の従業員がリモートワークの継続や住まいの変更を余儀なくされ続けている世界においては、モバイルアクセスが、一貫性を持ったタイムリーなエンゲージメントを保証してくれるのです。
Distell の従業員の安全な職場復帰を支援したソリューションの詳細をご確認ください。