KPMG Switzerland 社、市場投入可能な ESG フレームワークを開発
80~90% が再利用可能な ESG フレームワーク データソースの対象範囲の拡大 監査の簡素化

ESG イニシアチブをよりスマートに

KPMG 社は監査、税務、法務、そして幅広いアドバイザリーサービスを世界中の企業に提供しています。 KPMG Switzerland 社は、KPMG ネットワークにおけるスイスのメンバー企業です。

KPMG 社は、インサイトを機会に変え、クライアントにより良い成果をもたらすことで定評があります。 ESG (環境、社会、ガバナンス) の課題が企業の事業活動において重要性が高まるのに伴い、KPMG Switzerland 社 (以下、「同社」) は、この分野で信頼される主要なアドバイザーとして台頭しつつあります。

同社には、企業がより持続可能な経済システムに貢献し、顧客とステークホルダーの信頼を築き、優れたビジネス成果をもたらす戦略の実行を支援するためのノウハウがあります。

「KPMG Switzerland 社では、提案内容を自ら実践しています。ESG は比較的新しい概念なので、私たちは自社の ESG 変革を通じて、市場に投入できるスキルやベストプラクティスを開発しています」と、KPMG Switzerland 社の経営コンサルティング部門パートナーである Veit Schulz 氏は言います。

信頼できる排出量データの算出

同社の ESG 戦略は、「ガバナンス」、「人々」、「地球」、そして「繁栄」という 4 つの柱からなります。 2030 年までにカーボンニュートラルを達成するという目標を含む持続可能性への取り組みは、「地球」の柱の下にあります。

排出量の計算は、複数のステークホルダーと手作業によるタッチポイントが関係する複雑なプロセスになる可能性があります。 カーボンフットプリントを包括的に把握するためには、3 種類の排出量を追跡しなければなりません。それは、 (i) Scope 1:社用車の燃料燃焼と天然ガス暖房による直接的な排出量、 (ii) Scope 2:電力消費による排出量、 (iii) Scope 3:バリューチェーン全体で発生する排出量です。

KPMG Switzerland 社は、炭素会計を簡素化し、排出量をエンドツーエンドで可視化するために、ServiceNow ESG Management を導入しました。

「ServiceNow プラットフォームは、長年にわたって当社のビジネスを支えてきました。当社の ERP システムとシームレスに統合しているため、社内でプラットフォームを管理できます。ESG Management モジュールを自社のビジネスにロールアウトし、その学びを生かして顧客にサービスを提供するためのフレームワークを開発することは非常に意味がありました」と Schulz 氏は言います。

ESG Management によって、私たちはサステナビリティの目標を達成すると同時に、市場に投入するためのフレームワークを開発することができます。 Veit Schulz Partner, Management Consulting

より多くの情報に基づいた会話の促進

ESG Management は、経理、施設管理、企業責任チームの担当者が、光熱費や出張経費などのデータを送信するための中心的なツールを提供します。 そのため、以前は手作業で管理されていた承認プロセスの自動化と標準化により、迅速化と効率化が図られています。

ESG ソリューションは、オフィスの稼働、タクシーの乗車、航空機利用の影響などによる二酸化炭素排出量を計算します。 これらのインサイトは、分かりやすいダッシュボードに表示されます。 このツールは、明確な監査記録を提供するため、顧客やその他のステークホルダーに対する説明責任を果たすのにも役立ちます。

「顧客と会うために海外に出向くことが求められるプロフェッショナルサービス業界では、航空機を利用する出張の問題を解決するのに苦労しています。気候変動に立ち向かうには、より持続可能なアプローチへの大規模な文化的転換が必要です」と KPMG Switzerland 社の金融サービス気候変動および持続可能性担当ディレクターである Patrick Schmucki 氏は言います。 「私たちは、毎月のレポートをもとに、今後どうすれば移動を減らせるかについて、より情報に基づいた建設的な議論を行っています」 ESG ソリューションは、出張ポリシーの範囲外の活動についても情報を提供し、ESG ポリシーやフレームワーク開発に関する意思決定をサポートするデータ監視を強化します。

再利用可能なフレームワークの開発

KPMG Switzerland 社は、このソリューションと並行して、適切な担当者に責任を割り当てるためのガバナンス構造を設計しました。

「ほとんどの企業はゼロからスタートします。社内で ESG Management ソリューションをロールアウトすることは、知識を構築し、顧客との会話を増やすきっかけ作りに役立っています」と Schulz 氏は言います。 「どのビジネスにも異なるニーズがあります。私たちは採用しやすいフレームワークを開発し、戦略の策定と適切なデータの取得をサポートできるようにしました。ServiceNow は柔軟性に優れているので、さまざまな業界に適応できます」

KPMG Switzerland 社は、社内用にこのソリューションを立ち上げたばかりですが、より正確で包括的なデータを入手することで、目標達成に役立てています。

気候危機への対応に必要な文化的転換では、プロセスを可能な限りシンプルにすることが、ユーザーに採用され、組織全体の賛同を得るために不可欠です。 今後、同社はさらなる自動化の機会を模索しており、ServiceNow と提携して ESG 管理サービスを市場に投入する準備を進めています。

「規制との整合や適切な戦略の設定から報告と測定に至るまで、このツールがバリューチェーン全体でどのように ESG をサポートできるかを示す強力な提案を市場に提供できるようになりました」と Schulz 氏は言います。 「すでに多くの顧客から前向きな関心が寄せられています」

この事例を共有 製品 ESG Management お客様の詳細 お客様名 KPMG Switzerland 社 本社所在地 スイス、チューリッヒ 業種 サービスプロバイダー 従業員 2,300
ESG Management KPMG Switzerland 社が市場投入可能な ESG フレームワークの開発に役立てたソリューションの詳細をご覧ください。 デモを見る ServiceNow を始めましょう 次の成功事例は貴社です チャットを開始する
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