Uniper は、Now Platform® を活用して、コネクテッドで効果的、コスト効率の高い IT インフラストラクチャ、サービス、システムを展開しています。
クリーンエネルギーへの道のり
Uniper は、およそ 11,500 人の従業員を有し、40 カ国以上で営業活動を行う世界大手のエネルギー会社です。その設備の発電能力は 34 ギガワットと、発電量においても世界最大級を誇ります。主な事業内容は、欧州とロシアにおける発電、およびさまざまなガスを含む、エネルギーの輸出入です。こうしたことから、Uniper は欧州有数のガス会社ともなっています。Uniper は現在、新しい戦略を掲げています。それは、2035 年までに欧州でカーボンニュートラルの達成を目指す、というものです。
デジタルの透明性
国をまたぐ複雑な事業には、ユーザーフレンドリーでコネクテッドな IT や通信が必要となります。迅速な対応が、対顧客にだけでなく、変化が速く競争の激しいエネルギー市場においても求められるからです。Uniper は、「デジタルの透明性」の実現を求めていました。これは、多様な IT アセット、サービス、サプライヤーに対する意識共有や可視性を実現して、IT 環境を最適化することです。これにより、従業員は柔軟かつ迅速な業務の遂行が可能となり、管理職は効果的でレスポンシブ、コスト効率も高い IT エコシステムの形成や管理が可能となります。このエコシステムは、今後の課題達成に役立つものです。
成長のためのプラットフォーム
Uniper が ServiceNow を選択したのは、透明性のある IT プラットフォームを実現して、今後の IT サービス管理プロセスを最適化および統合するためでした。Uniper は、多数の重複がある、レガシーなソフトウェアとシステムを廃止しました。また、組織改編に向け、グローバル IT サービスデスクを新規で立ち上げ、IT プロセスをカスタマイズしました。今現在、従業員の業務遂行と成長に IT が一役買っていることを、同社は高く評価しています。また、IT データおよびインサイトが、サービスや効率性の向上、ビジネス継続性の担保にいかに重要かを認識しています。
価値や効率、コスト削減
デジタルの透明性を高めたことで、Uniper では IT 運用に対する役割と価値認識が変化しました。IT は、会社にとってただ金額的負担となるものではなく、新しい形で恩恵をもたらすものとなりました。それは、投資判断の指針となる重要なビジネスインテリジェンスを提供し、IT アセットベースを合理化およびシンプルにするものです。また、インシデント数の削減にも貢献し、IT 専門職は、重要な問題の解決や、付加価値のある新ソリューションの開発に時間を割けるようになりました。Now Platform の活用により、年間で得られた事業効率向上とコスト削減は、金額に換算すると推定 200 万ユーロにおよびました。
やる気と情熱
「ServiceNow には多くのメリットがあります。当社の従業員は、やる気と情熱、誇りを持って業務を遂行し、業績を上げています。事業の動向について、社員全員が見られるようになっており、社内コミュニケーションが大きく改善しました。多様で専門的な IT ソフトウェアとサービスを Now Platform に統合したことで、Uniper 独自のやり方に沿いながら、一元化および調整された、セキュアなアプローチをとることができました。このアプローチを採用したことで、顧客や当社の成功に自分がどう貢献したかを、誰もが確認できます」と、Uniper でライセンス管理長を務める Evan Vafidis 氏は説明します。