非営利団体向けアナリティクス:データを実用的なインサイトに変換してミッションを成功に導く お問い合わせ
非営利団体向けアナリティクスについて知っておくべきこと
非営利団体向けアナリティクスとは? 非営利団体向けアナリティクスの主なメリット 非営利団体向けアナリティクスの重要な測定基準 非営利団体向けアナリティクス戦略の導入 非営利団体向けアナリティクスの高度なアプリケーション 非営利団体向けアナリティクスの一般的な課題の克服 非営利団体向けアナリティクスの今後の見通し ServiceNow による非営利団体向けアナリティクスのサポート

非営利団体では、多くの場合、少ない資金、少人数のスタッフ、限られた時間など、より少ないリソースでより多くの成果を上げることが求められます。ほとんどのチームは手一杯の状態の中、資金調達、コンプライアンス、ステークホルダーとのコミュニケーション、組織内業務を、プログラムの実施と両立させています。リソースが限られているため、優先度の高いタスクでさえ後回しにされてしまう場合があります。これは、営利組織であれば通常利用できるリソースがない状態で業務を進めることに伴う避けられない現実であって、努力やコミットメントの欠如による問題ではありません。課題はリソースの余力です。すべてが緊急に感じられる状況では、うまくいっていることとそうでないことを一歩下がって評価することが難しくなります。

この余力の問題は、組織がデータをどのように処理するかにも影響します。非営利団体では、絶え間なく情報の流れが発生しますが (寄付者の活動状況、ボランティアの活動時間、助成金申請、プログラムの成果、コミュニティからのフィードバックなど)、それを理解するための時間や体制が整っていない場合があります。貴重なインサイトがスプレッドシートに埋もれてしまったり、連携していないシステムの間で失われてしまったりします。チームは勘や経験、手作業で作成された静的なレポートに頼らざるを得なくなります。重要なインサイトは共有が遅れたり、完全に見落とされたりします。非営利団体向けアナリティクスは、組織がデータから意味を抽出できるよう支援することでこの状況を変えます。これにより、組織は迅速に行動し、インパクトを明確に測定して、最も重要なことを優先させることができるようになります。

ここでは、非営利団体向けアナリティクスについて、それがどのようなもので、何を実現でき、どのように実装するのか、そして非営利団体がデータから最大限の価値を引き出すために ServiceNow をどう活用できるのかについて説明します。

すべて展開 すべて折りたたみ 非営利団体向けアナリティクスとは?

現代のほとんどの組織おいて、「アナリティクス」とは、生データを有意義なインサイトに変換するプロセス (およびそのプロセスに関連するツールや戦術) を指します。アナリティクスの目的は、組織がスプレッドシートや単純な集計のから脱却し、意思決定の指針となるパターンを特定できるようにすることです。これは単にパフォーマンスを測定することだけではありません。数値の背後にあるコンテキストをより深く理解し、その知識を問題の修正や戦略への情報提供に活用するための効果的なアプローチです。非営利団体向けアナリティクスでは、これと同じ原則がミッション主導型の業務に適用されます。

非営利団体向けアナリティクスでは、非営利団体全体のデータを集約して分析を行います。事後に行われることが多い従来のレポートとは異なり、非営利団体向けアナリティクスは、チームがリアルタイムで評価して対応できるよう支援します。これは記録管理ツールとしてのデータから、戦略的資産としてのデータへの移行を示し、これによって非営利団体は、適応を迅速化して、ステークホルダーとのエンゲージメントをより効果的なものにし、業務をミッションのインパクトと整合させることができるようになります。

非営利団体向けアナリティクスの種類

従来、アナリティクスのアプローチは 4 つのサブカテゴリに分類されていました。それぞれのタイプは、活動している環境で何が起こっているのかを非営利団体が理解して対応する上で、特定の役割を果たします。

  • 記述的アナリティクス
    これはほとんどのデータ処理作業の出発点となります。昨年寄付を行った寄付者の数や、特定のキャンペーン後のエンゲージメントの変化など、すでに起きたことを要約するものです。  

  • 診断的アナリティクス
    傾向が可視化されたら、診断的アナリティクス手法によってそれを解釈できるようにします。たとえば、寄付者の定着率が低下した場合に、診断的アナリティクスでコミュニケーション履歴やイベントへの出席状況を調査して原因を特定することができます。この診断的な分析によりデータの背後にある理由が明らかになるため、非営利団体は成果に影響を与える要因をより深く理解できます。

  • 予測的アナリティクス
    予測モデルで履歴データを使用して、起こり得る結果を予測します。非営利団体は、これらのツールを使用して、将来の寄付行動を推定したり、ボランティアの減少を予測したり、特定のサービスの需要を予想したりすることができます。

  • 処方的アナリティクス
    最後に、処方的アナリティクスでは、すでに生成されているインサイトに基づいて、何をすべきかが示されます。取り得るアクションを提案することで、リソースの再割り当て、アウトリーチ戦略の変更、サービスモデルの調整、データに基づく次に実行すべき他のステップなど、チームが選択肢を評価して最善の方向を決定するのに役立ちます。

非営利団体向けアナリティクスの進化

非営利団体向けのアナリティクスは新しいものではありませんが、最新のテクノロジーにより、それを活用する組織により大きな価値を提供できるようになっています。非営利団体向けアナリティクスは、従来は事後報告型のレポートのみに重点が置かれることがほとんどで、関連するアクティビティが発生した後に、コンプライアンスやステークホルダーへの報告のためにデータが静的レポートにまとめられていましたが、そのモデルは、よりインテリジェントなリアルタイムの手法に置き換えられ、チームが最新のインサイトに基づいて戦略を軌道修正できるようになっています。同時に、アナリティクスはもはや単一の部門に限定されるものではなく、さまざまなロールにわたる日常業務の一部となり、プログラムリーダー、資金調達担当者、リーダー層が共有データにアクセスして行動できるように支援しています。

 

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非営利団体向けアナリティクスの主なメリット
理想的には、非営利団体向けアナリティクスは、数字の処理にとどまらず、日常的な課題に対処し、本来なら見逃してしまう機会を創出するためのツールとなる必要があります。これは以下を通じて実現されます。

資金調達活動の効果の向上

アナリティクスを使用すると、資金調達に対する非営利団体のアプローチが根本的に変わります。寄付者のパターンとエンゲージメント行動を分析することで、潜在性の高い寄付者を特定し、寄付者個別の寄付履歴と余力に合わせて寄付額をカスタマイズできます。また、セグメンテーションやパーソナライズされたアプローチも可能になり、これらはいずれも寄付者の定着率とキャンペーンのパフォーマンスを向上させることが示されています。

 

プログラムのインパクトの改善

アナリティクスを使用することで、非営利団体はより有意義な方法で成果を測定できるようになります。組織は、サービスを受けた対象者の数などのインプットに焦点を当てるのではなく、成果の測定基準や長期的な変化を詳しく検討できます。プログラム完了率や行動の変化などの結果を綿密に監視することで、サービスを改善し、効果を実証できます。この継続的なフィードバックループにより、時間の経過とともに改善の的確さが向上していきます。

 

運営効率の最適化

アナリティクスにより、リソースが限られている場合でも、非営利団体は確実にリソースを割り当てられるようになります。コスト測定基準、プロセスのボトルネック、成果の制約となる要素を検討することで、ワークフローの簡素化や、経費削減につなげることができます。また、どのプログラムやチャネルが投資に対して最も大きなインパクトを生み出すかが明らかになるため、一番大きな効果が期待できる領域に時間と資金を再割り当てできます。

 

ステークホルダーとのコミュニケーションの強化

データ主導型のストーリーテリングは、体験談だけを伝えるよりも説得力があります。非営利団体は、リソースの投資や成果の達成の状況を示す定量的な証拠をストーリーに織り込むことで、信頼性を確立できます。透明性の高い、成果に焦点を当てたレポートは、寄付者からの信頼を築き、組織の説明責任を強化するのに役立ちます。

 

非営利団体向けアナリティクスの重要な測定基準
非営利団体向けアナリティクスの多くのベネフィットの実現は、組織が適切な測定基準を理解できるかどうかにかかっています。非営利団体は、利用可能なすべてのデータポイントを追跡するのではなく、目標に沿った指標に焦点を当てる必要があります。以下に、信頼性の高いインサイトを引き出す上で最も重要な測定基準を含むカテゴリを示しいます。

資金調達と寄付者に関する測定基準

資金調達は非営利団体の持続可能性の中核をなすものであるため、資金がどれだけ集まってきているかだけでなく、それがどれだけ効率的に調達され、寄付者との関係がどの程度適切に維持されているかを追跡することが、非営利団体にとって不可欠です。以下に示す測定基準は、組織が戦略を改善し、長期的な支援を確保するのに役立ちます。

  • 寄付者定着率
    この測定基準は、連続した期間にわたって寄付を行っている寄付者の割合を表します。定着率が高い場合、これは効果的なエンゲージメントを示しており、新しい支援者を常に獲得し続けるすることよりもコスト節減につながっていることが考えられます。

  • 平均寄付額
    経時的に寄付額の推移を測定することで、非営利団体は資金調達戦略を調整し、寄付依頼額を寄付者の余力や過去の行動に沿ったものにできます。

  • 寄付者の生涯価値 (LTV)
    LTV は、寄付者が組織との関係全体を通じて提供してくれる可能性がある合計額を推定するものです。LTV を把握すると、非営利団体は支援者の獲得と育成にどれだけ投資すべきかを判断するのに役立てることができます。

  • 資金調達額 1 ドルあたりのコスト (CPDR)
    CPDR は、収入 1 ドルを生み出すために費やされた金額を測定するものです。CPDR が低いほど、資金調達効率が高く、リソースが適切に活用されていることを示します。

デジタルマーケティングとエンゲージメントに関する測定基準

非営利団体のデジタルプレゼンスは、寄付者のエンゲージメント、ボランティアの参加、一般市民の意識に影響を及ぼします。デジタル上での活動を測定することで、支援者の共感を呼ぶ要素や、限られたマーケティングリソースを投資すべき領域を明確に把握できます。この領域の重要な測定基準には次のものがあります。

  • Web サイトのコンバージョン率
    Web サイトのコンバージョン率は、非営利団体の Web サイトで、訪問者が望ましいアクションを取る (これは、Web サイトが意図したとおりに機能していることを示します) 頻度を表します。

  • メールの開封率とクリックスルー率
    メッセージを開いてコンテンツを操作するメール受信者数を評価する測定基準です。パフォーマンスが高いほど、件名が魅力的であり、配信されているコンテンツが適切であることを示します。

  • ソーシャルメディアのエンゲージメント
    エンゲージメント率では、閲覧者の規模に対し、その程度「いいね!」、コメント、シェアなどの反応があるかを把握できます。この測定基準を追跡することで、非営利団体はソーシャルメディア戦略が有意義なつながりを生み出しているかどうかを評価できます。

  • オンライン寄付の割合
    この数字は、合計寄付額のうちデジタルチャネル経由の寄付額の割合を表します。この割合を把握することで、組織は最も効果的な寄付チャネルにリソースを割り当てることができます。

プログラムとインパクトに関する測定基準

プログラムのパフォーマンスとコミュニティへのインパクトは、多くの場合、非営利団体を評価する際の主要な指標となります。以下の測定基準では、サービスの有効性と生み出されている長期的な価値が示されます。

  • 成果測定基準
    これらの測定基準では、卒業率、就職あっせん、健康状態の向上など、プログラムによってもたらされた直接的な結果を測定します。これらによって、目標が達成されているかどうかが示されます。
  • インパクト測定基準
    インパクト指標は、コミュニティの福祉の向上や受益者にとっての持続的な改善など、長期的な変化を評価します。
  • 1 受益者あたりのコスト
    この測定基準は、1 人のプログラム対象者にサービスを提供するための平均コストを計算します。非営利団体が効率性と規模を評価するのに役立ちます。
  • 社会的投資収益率 (SROI)
    SROI は、社会的活動の成果に金銭的価値を割り当てることで、支出 1 ドルあたりに創出されている社会的価値や地域社会の価値を示します。

運営と財務に関する測定基準

組織以外の人の目に触れない部分である運営と財務の健全性によって、非営利団体がプログラムをどの程度効果的に維持できるを判断します。これらの指標を追跡することで、リソースが適切に使用され、スタッフとボランティアのエンゲージメントが維持されるようになります。

  • 運用収益率
    運用収益率は、収入と経費の差額を示し、これを収入に対する割合で表します。利益率がプラスの場合は、財務の安定性が高いことを示しています。

  • リソース割り当ての有効性
    この測定基準は、成果に対するスタッフの時間、予算、資材の配分状況を評価します。

  • 従業員離職率
    離職率では、一定期間に何人の従業員が退職したかを追跡します。離職率が高いと、コストが増加したり、プログラムの提供に支障が生じたりする可能性があります。

  • ボランティア定着率
    この測定基準では、長期間にわたって活動に関与し続けているボランティアの割合を把握できます。定着率を高めることで、募集コストを削減し、サービスの継続性を確保できます。
非営利団体向けアナリティクス戦略の導入方法
構造化されていないとアナリティクスの取り組みはすぐに断片化してしまい、チームでは情報は増えても状況を明確に把握できないままという状態になる可能性があります。戦略を策定することにより、データを管理上のさらなる負担の発生源ではなく、意思決定のリソースとして機能させることができます。非営利団体の場合は、以下のステップが実用的な出発点になります。

現在のデータ慣行の監査  

新しいシステムを導入する前に、非営利団体は既存データの状態を把握する必要があります。このためには、収集されている情報、保存場所、現在の使用状況を確認します。多くの組織ではこれにより、貴重なインサイトがスプレッドシートに埋もれていたり、部門間でサイロ化されていたりすることに気付きます。監査は、重複エントリ、不完全なレコード、一貫性を欠くデータ形式などの問題を特定するのにも役立ちます。

明確なゴールと KPI の設定

アナリティクスは、定義された目標に結びついた時点で初めて価値が生み出されます。非営利団体は、ミッションと戦略的優先事項に沿った測定可能な目標と重要業績評価指標 (KPI) を確立する必要があります。SMART (具体的、測定可能、達成可能、関連性がある、期限付き) などのフレームワークを適用することで、データを単なる活動指標ではなく、確実に成果に結び付いたものにすることができます。たとえば、「寄付者の定着率を高める」といった漠然とした目標を掲げるのではなく、年度中に寄付者の定着率を 10% 向上させるといった目標を設定するとよいでしょう。アナリティクスを組織の目標に直接リンクさせることで、進捗状況の追跡や意思決定の正当化が容易になります。

適切なアナリティクスツールの選択

非営利団体が選択するツールは、組織の規模、予算、技術的キャパシティに適合したものである必要があります。小規模な組織では、軽量のプラットフォームで寄付者とプログラムのデータを 1 か所に統合することから始めることができます。一方、大規模な非営利団体では、複数のシステムを統合し、予測モデリングをサポートするより高度なソリューションが必要になる可能性があります。組織のニーズに合わせて進化できる柔軟性を備えると同時に、技術的な専門知識を持たないスタッフにとっても分かりやすいツールを探すことが重要です。

データ主導型文化の構築

組織内にデータの情報に基づく意思決定を支える文化がない場合、最も高度なツールであっても価値は限られたものになってしまいます。リーダー層は、データに根ざした質問を投げかけて、スタッフが測定基準をディスカッションに取り込むように促すことで、アナリティクスの活用を率先して示す必要があります。トレーニングセッションやコラボレーション型のワークショップを実施すると、チーム全体がデータをとまどうことなく活用できるようになります。

データ品質とガバナンスの確保

アナリティクスを信頼できるものにするには、データが正確で安全に保たれ、倫理的に管理されている必要があります。データの健全性に関する明確な慣行を確立することで、重複や古い情報などの問題によってシステムの信頼性が損なわれるのを防ぐことができます。ガバナンスポリシーは、特に寄付者や受益者の機密情報を扱う場合には、データプライバシーも盛り込む必要があります。非営利団体には、コンプライアンスにとどまらず、データを透明性の高い形で慎重に使用する倫理的な責任があります。

非営利団体向けアナリティクスの高度な活用例

基本的なアナリティクス戦略は、非営利団体が現在のパフォーマンスを把握するのに役立ちますが、新しいテクノロジーによってその可能性が広がっています。人工知能 (AI)、機械学習 (ML)、リアルタイムのデータ処理により、組織は課題を予測し、対応のアジリティを高めるためのツールを活用できるようになっています。

寄付者とのエンゲージメントに AI と予測分析を活用

AI と ML は、手作業による方法をはるかに超える規模で寄付者の履歴とエンゲージメントパターンを分析できます。予測モデルは、再度寄付する可能性が最も高いのはどの寄付者か、どのくらいの金額を寄付する可能性があるか、アプローチが最も受け入れられやすいのはいつかを、非営利団体が推定するのに役立ちます。これにより、資金調達担当者は高額の寄付が得られる見込がある寄付者に焦点を当て、より的確に訴求内容を調整し、定着率を向上させることができます。

データに基づいたプログラムの最適化

アナリティクスは、実行中のプログラムを改善するための実用的な手段です。どの活動がより大きな成果につながるかを調べることで、非営利団体はサービスの提供方法を調整し、プログラム参加者が必要な支援を受けられるようにすることができます。他のグループほど効果が出ていないグループがあることがデータで示されていれば、プログラムスタッフはターゲットを絞った変更を行ってその差を小さくすることができます。これによって、データが成功を測定するだけでなく、成功へと積極的に導いてくれる継続的な改善のサイクルが、時間の経過とともに生まれます。

リアルタイムの意思決定  

非営利団体は、パフォーマンスを把握するのに四半期ごとのレポートを待つ必要はもうありません。リアルタイムアナリティクスにより、組織は進捗状況を継続的に監視し、即座に調整を行うことができます。この機能が特に価値を発揮するのは、タイミングの適切さが結果に大きな違いをもたらすことがある資金調達キャンペーンやコミュニティへのアプローチなどの領域です。リアルタイムのインサイトにアクセスできることで、チームは問題を早期に特定して迅速にアクションをとり、最も大きな効果を生む部分に常にリソースを振り分けることができます。

組織横断的なデータコラボレーション

非営利団体が連携することで、アナリティクスはさらに強力になります。匿名化されたデータを共有することで、各組織がインサイトを統合して、その分野全体で起きていることをより大きな視点で把握できるようになります。この種のコラボレーションを行うことで、共通の課題を特定し、より大きな傾向を追跡して、共同の取り組みがもたらす全体的なインパクトを可視化できるようになります。

非営利団体向けアナリティクスの一般的な課題を克服する方法
多くの非営利団体にとって、アナリティクスには明らかなベネフィットがありますが、それを実現するのは簡単ではありません。組織では、取り組みを遅延させたり複雑にしたりしてしまう課題に直面することがよくあります。これらの問題を事前に認識しておくことで、持続可能な形でアナリティクスを導入するための現実的な戦略を計画しやすくなります。

限られたリソースと予算の制約

厳しい予算は、アナリティクスの強力なプラクティスを構築する上での最も大きな障害の 1 つです。非営利団体には、高価なプラットフォームや専任スタッフを確保するための資金がない場合があります。とはいえ、アナリティクスから価値を生むために最初から大規模に始める必要はありません。多くの組織は、まず、カスタマーリレーションシップマネジメント (CRM) やサーベイプラットフォームなど、すでに所有しているツールをより有効に活用することから始めています。無料や低コストの分析ツールから使い始めて、時間の経過とともに機能を追加していくこともできます。もう 1 つの実用的な戦略は、すべてを一度に測定しようとするのではなく、戦略的目標に沿った、大きな効果をもたらす少数に絞った測定基準を優先することです。

技術的専門知識の不足

すべての非営利団体にデータサイエンティストがいるわけではありません。ですが、アナリティクスには必ずしも深い技術的専門知識が必要とされるわけではないので、これは問題にならない可能性があります。スタッフをトレーニングすることで、生の数字を分かりやすいダッシュボードに変換してくれる使いやすいツールを活用できるようになります。より複雑なニーズに対しては、コンサルタントと連携したり、無償で提供される専門知識を活用したりすることで短期的な支援を得て、長期的な雇用コストの発生を回避することができます。ワークショップや実践的なプロジェクトを通じて段階的にデータに慣れるようスタッフに促すことで、時間の経過とともに自信を育むことができ、技能 (最終的には専門知識) の習得にもつながります。

データのサイロ化と統合に関する課題

データが分断したシステムに保存されているという状況は、一般的に見られる問題です。寄付者のレコードが CRM に保存されている一方で、ボランティアの情報はスプレッドシートに記録され、プログラムの結果は別のレポートツールに保存されているといったことがあります。このように断片化している状態では、パフォーマンスの全体像を把握することが困難になります。これに対する解決策は、統合やデータウェアハウスを通じてすべてを 1 か所にまとめ、システム間の連携を確立することです。完全な統合が不可能な場合でも、部門間でデータ入力手順を標準化することで、不整合を減らし、手作業による統合の負担を軽減することができます。

変化に対する抵抗

一般的に、アナリティクスの導入するということは、意思決定を行う方法が変わることを意味します。残念ながら、誰もそれに抵抗を感じないというわけではありません。賛同を得るには、アナリティクスは人間の専門性を置き換えるものではなく、それを補完するものであることを最初に明確に伝えます。改善されたデータインサイトから得られた成果を称えることは、チームが価値を体験するのに役立ちます。ここではリーダー層が、模範を示し、データに基づく意思決定への文化的な移行を促進するという非常に重要な役割を果たします。

非営利団体向けアナリティクスの今後の見通し

アナリティクスは急速に進化しています。ツールがよりスマートに、より手頃な価格で、より使いやすくなったことで、かつては大規模組織しか利用できなかったメリットをあらゆる規模の非営利団体が享受できるようになりました。こうした傾向が続く中、非営利団体向けアナリティクスの見通しは、インサイトをより強力にするだけでなく、よりアクセスしやすく、倫理的に健全なものにするテクノロジーによって形作られていくと考えられます。その詳細をご紹介します。

AI と機械学習の応用

人工知能と機械学習は、今後さらに大きな役割を果たすようになると予想されています。これらのツールは大量のデータを処理して、人間では見つけるのがほぼ不可能なパターンを検出できます。非営利団体は、寄付者の行動を予想し、プログラムの需要を予測して、アプローチをはるかに高い精度で最適化できるようになります。

データの可視性と利用しやすさの向上

データの可視化の進歩により、インサイトの解釈と共有が容易になりました。インタラクティブなダッシュボードとリアルタイムの視覚的なレポートにより、プログラムスタッフ、資金調達担当者、さらには役員層も、技術的な専門知識を必要とせずに、データが示す意味を迅速に把握できます。この利用しやすさにより、インサイトはアナリストに限定されることなく、ミッションの推進に何らかの役割を果たすすべての人が活用できるようになります。

高度なアナリティクスの倫理上の考慮事項

分析能力が高まると、それに伴う責任も大きくなります。非営利団体が使用するツールが高度化する中、倫理上の考慮事項は常に最優先されなければなりません。寄付者、ボランティア、受益者に関するデータは機密性が高いため、そのデータをどう収集、保存、適用するかは重要事項となっています。今後数年間、プライバシー、同意、透明性に関する明確なポリシーを確立することが、信頼を維持するために不可欠になるでしょう。同様に重要なこととして、非営利団体は、データ主導の意思決定に公平性と包摂性を反映させ、アルゴリズムやレポートにおける意図しない偏りを回避することが求められるでしょう。

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ServiceNow による非営利団体アナリティクスのサポート

ServiceNow AI Platform® は、データ、ワークフロー自動化を統合し、非営利団体が業務を変革するのを支援しています。チームは、連携していないツールを使い分けたり、手作業によるレポート作成を待ったりするのではなく、リアルタイムのインサイトにアクセスしたり、反復的なプロセスを自動化したり、データを情報に基づいた意思決定のための真の戦略的リソースとして活用したりすることができます。ServiceNow は、アナリティクスを日常業務に組み込むことで、非営利団体がプログラムを強化し、資金調達を改善して、すべての資金をミッションの推進に活かせるよう支援します。

生成 AI

生成 AI (GenAI) により、非営利団体は深い技術的専門知識を必要とせずに、データから容易に価値を引き出すことができます。ServiceNow の Now Assist がこのテクノロジーを活用してケース、インシデント、やり取りを自動的に要約することで、スタッフはレコードの調査に費やす時間を減らし、インサイトに基づく活動により多くの時間を注げるようになります。担当者は、寄付者の履歴、受益者のケース、ボランティアの活動に関するコンテキストを即座に把握できるため、より迅速かつ効果的に対応できます。リーダーも同様に、データに基づくサマリーを生成し、進捗状況と成果を明確に示すことができます。

アナリティクスワークフローの自動化

手作業のプロセスは非営利団体のチームの大きな負担となっています。ServiceNow の Workflow Data Fabric は、構造化データ、非構造化データ、ストリーミングデータを 1 つのプラットフォーム上で統合し、あらゆる部門にわたってアナリティクスをシームレスに実行できるようにします。組織はサイロ化されたスプレッドシートに頼るのではなく、リアルタイムの情報を AI エージェントに提供して、コスト削減と意思決定の迅速化を実現する自動化されたワークフローのオーケストレーションを行うことができます。

IT 管理

ServiceNow は、運用をシングルプラットフォームに統合することで、IT サービス管理 (ITSM) を簡素化します。AI の支援による推奨事項でインシデントを迅速に解決し、予測インテリジェンスでサービス復旧までの時間を短縮して、よりスマートな変更管理を通じてダウンタイムをなくします。チームがライフサイクル全体にわたって資産を追跡して最適化できるようになることで、リスクを軽減し、ミッション遂行の予算を確保することができます。

サプライチェーンと資産管理

非営利団体は、社会的インパクトを実現する上で物品や資産に大きく依存していますが、多くの組織では、それらのリソースの使用状況を明確に把握できていません。ServiceNow は、物品や資産のエンドツーエンドの管理を可能にし、インベントリ、場所、使用状況に関するリアルタイムのインサイトを組織に提供します。在庫補充を自動化して不足を防ぎ、将来の供給ニーズをより正確に予測し、最も必要としている人々にリソースが確実に届くように配布状況を追跡します。この可視性により、非営利団体はより効果的に業務を拡張させ、緊急時により迅速に対応できるようになります。

ServiceNow は、非営利団体が所有するデータの可能性を最大限に活用できるよう支援します。情報を明確な戦略的方向性へと変換することで、より多くの成果を達成する方法を ServiceNow がご紹介します。今すぐデモをリクエストしましょう

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